短編Story
□お兄ちゃん 凛×一磨
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凛side
あれ?目の前には赤黒ストライプの衣装が。
一「凛はかわいーな。」
「また子供扱い!」
一「凛はそのままでいいんだぞ」
「…なん、で?」
一「うーん。甘えられたい」
え?
一「今だけは凛に甘えられたいからさ。
こうやって今だけだろ?俺に甘えてくれるの。」
一磨くん、、
一「俺は凛のお兄ちゃんだからな」
ニコッと笑った一磨くん。
そっか。
そうだ。
「一磨くんっ!」
ギュッと一磨くんに飛びついた。
一「うわ!」
よろけながらもちゃんと支えてくれる一磨くん。
「凛、一磨くん大好き」
一「…////」
あれ?照れてくれた?
凛でも、一磨くんのこと
照れさせることできるんだ!
そう思うと嬉しくなってきて
「…ね!一磨くんは凛のこと好き?」
一「は、い?!」
「だから、好き?」
一「…えーっと…///」
答えてくれるまで
ずっと聞くもん!
「ねーえ。」
一「…きだよ」
「ええー。聞こえなーい」
一「…す、きだよ///」
「凛もーっ!!!」
凛ね、やっぱり大人になんかならない。
だってね、こうやって甘えられるのだって、飛びつけるのだって
凛にしかできないこと。
小さな凛でも一磨くんのこと照れさせることできるんだもん。
だから、凛はこのまま。
今だけの凛の特権だから。
もう少し大人なったら、いつかは一磨くんだけの女の子になる。
だから、それまで、
それまでは妹のままでいる。
「一磨くん、だあいすき」
一「…あり、がと…///」
END