カラフル
□第3セット
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in 放課後
わたしは黒尾先輩に言われたとおり、初めて部活に参加していた。
(‥すごい熱気!)
黒尾「おーっし、皆集まれー。」
‥ゾロゾロ
黒尾先輩のかけ声で部員が集まってくる
(わわっ‥いっぱいきた‥!)
黒尾「‥よーし、集まったな。‥紹介する、合宿が終わるまでの間、マネージャーの仕事をしてくれる美桜だ。バレーは未経験だからお前ら色々教えてやれよ。」
『よ、よろしくお願いします!』
ぺこりつ
山本「‥‥マ、マ、マ、マネージャーーーー!?!?」
犬岡「わぁーーーやったぁ!マネージャーだ!!!よろしくお願いします!」
山本「う、うそだ‥。うちにマネージャーが来るなんて‥!!!!‥うおおおぉおおおお!!!!」
『‥‥!(ひ、人がいっぱい‥ていうか、こんなキャラだったけ、山本くん‥)』
夜久「‥山本、うるさい。‥彼女、びっくりしちゃってるでしょ。‥ごめんね、うるさくて。」
『い、いえ!そんな‥。』
研磨「‥‥。」
黒尾「‥美桜、自己紹介。」
『え、あ‥はい!‥えと‥、2年3組の鈴木美桜です!好きな食べ物はショートケーキと春雨です!あと、家ではネコを飼ってます!‥バレー未経験者で皆さんにたくさん迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いします!』
ぺこりっ
黒尾「‥じゃあ、まずオレから。黒尾鉄郎、3年5組。バレー部主将。好きな食べ物はー‥サンマの塩焼きだ。」
黒尾先輩が自己紹介をしてくれる
夜久「‥じゃあ次はオレ!あ、2年3組なら研磨と山本と一緒だな!‥えーっと、オレは3年の夜久衛輔。クラスはクロと一緒!ポジションはリベロ。あー‥好きな食べ物は野菜炒めだ。よろしくな!」
夜久先輩‥!
優しそうな人だなぁ‥
それに‥黒尾先輩と同じクラスなんだ‥!
ん?ていうか‥
『リベロ‥?』
黒尾「あれだよ、球をよく拾うやつ。」
夜久「いやいやちょっとまて!お前適当すぎだろ!笑」
『球を拾う人‥ブツブツ‥。』
黒尾「‥‥まぁあれだ。ポジションとかそういうのは後でちゃんと説明すっから今は聞き流しておけ。‥あ、ちなみにオレはミドルブロッカー。」
『‥ミドルブロッカー‥。あ、はい!分かりました。えと‥夜久先輩!迷惑かけると思いますがこれからよろしくお願いします!ニコッ』
夜久「‥//!おう!‥よろしくな!」
黒尾・研磨「‥‥‥。」
次に大きな背の人が飛び出してきた。
犬岡「‥はいはい!!!オレは1年1組の犬岡走です!ポジションはミドルブロッカー!‥好きな食べ物は唐揚げとご飯!!!よろしくお願いします!!」
元気だなぁ‥
『‥えと、犬岡君!よろしくね!‥って、え!!!年下!?』
犬岡「?はい!」
黒尾「どうした?」
『え、いや‥背がすごく大きいから、てっきり3年生だと思って‥。』
犬岡「!それって大人っぽいってことですよね!嬉しいっす!ニカッ」
研磨「‥違うでしょ‥。」
夜久「‥‥(なんか複雑。いや、別にオレは背が低いわけじゃないよな‥平均だ、平均‥。)」
『あははっ!きっとそうだね!笑』
犬岡「ですよね!!」
研磨・夜久「‥‥‥。」
黒尾「‥ほら、次。」
山本「‥‥‥。」
黒尾「‥山本。」
山本「‥‥‥‥‥‥‥‥‥よ、よろしく‥。」
ものすごく小さな声で山本君が言った。
す、すごくちっちゃな声‥
『‥や、山本君!よろしくね!ニコッ』
山本「‥!!!ハァウ!!!!!!!!」
『や、山本君‥?』
山本「う、うおおおおおおお‥‥!!!」
ダダダッ
山本君はものすごく速く体育館の外へ走っていってしまった。
(い、一体どうしちゃったんだろう‥は!もしや嫌われた‥!?)
夜久「あーーー‥やっぱこうなるか。笑」
『え??』
研磨「‥山本は女子とあんまり話せないんだ。」
『‥え!(若菜が言ってた通りなんだ‥)』
黒尾「まぁ、あいつのことは気にするな。そのうち戻ってくるだろ。ほら次ー‥。」
‥そしてみんなの自己紹介を終わり練習が始まった。