言葉組
□日常≫に
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入学して、もう一ヶ月が過ぎようとしていた。
そんな教室。
「朱咲っ、ちょっといいか。」
「!景羅先輩っ♡」
教室の扉から、朱咲を呼ぶ2年の藤崎景羅。
その景羅に飛びついていく朱咲。
「景羅先輩っ、どうしたんですか?
欠片先輩とのことだったら何でも...」
「違う違う。第一部隊のことについて
いくつか話がある。ついてきてくれ。」
クラスの女子が最後の"ついてきてくれ"に、
心ときめいたらしく、
黄色い歓声をあげていた。
「先輩、モテモテですねっ♡
でも、私的には欠片先輩と男同士で...」
「ん、悪い。聞こえないんだが...」
「いえいえっ、早く行きましょうっ!」