と宝物

□私の不安
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最近イタチさんが私を避けてるような気がするんです……しかも、たまにイタチさんから女性の香水の匂いがするんです、何でですかね?私にあきてしまったとか?嫌いになったとか?女性が好きになってしまったとか?


色々不安で仕方がありません……


私がイタチさんに話しかけても少し話してから何処かに行ってしまわれたり、前までは寝る前に挨拶して下さったのに最近はして下さらないし、女性の香水の匂いはするし……最近の任務はイタチさんの単独ですし……

私イタチさんに何かしてしまったのでしょうか?嫌われるような事してしまいましたか?それとも、本当に女性が良くなったのですかね?


私みたいな、こんな見た目はもう嫌になってしまったのかもしれませんね……私こんなんですし…


慣れてますよ、人に嫌われるのは、今までもそうでしたから、霧隠れの時からですし……


私がイタチさんに惹かれたのは、あなたと初めて会った日、リーダーが新しい仲間を紹介すると言ったあの日に私はイタチさん、あなたに惹かれてしまいました


男性なに綺麗な顔、綺麗な髪、イタチさんには私を惹きつける魅力があった……イタチさんとツーマンセルを組んですぐに思いきって私の想いを伝えるとイタチさんは顔を赤くして頷いてくれた、あの時は本当に嬉しかった


ですが今はもうイタチさんは私の事……


こんなにも辛いんですね、好きな方に嫌われるのは……


そう思いながらリビングのソファーに座ってると後ろから声をかけられた


「鬼鮫?」


振り向くとイタチさんが立っていた


「イタチさん?」
「何故そんなに悲しそうなんだ?」


そう聞いて来るイタチさん、何であなたまで悲しそうな顔してるんですか?


「イタチさんも悲しそうな顔してますよ?」


「お前が悲しそうな顔してるからだ鬼鮫」


そう言ってイタチさんは私の頬を触った、また微かに香水の香り


「イタチさんは私が嫌いになりましたか?」

「そんなわけないだろ!!俺は鬼鮫が好きだ」


「では何故最近私を避けるんですか?イタチさんから女性の香水の匂いもしますし」


そう私が聞くとイタチさんは顔を赤くした


「それは……」


「私イタチさんに嫌われてるんじゃないか不安なんです」



「違う!!俺はお前を嫌いになったりしない、最近お前を避けてるのは……そのだな……」


更に顔を赤くするイタチさん


「……最近俺は単独任務で、実は女に変装してるんだ、それで女物の香水をつけてる、女に変装してるのが恥ずかしくてお前を避けてたんだ」


そう言ってからイタチさんは私の襟を持ち私にキスして下さった


「俺にはお前しかいないんだ鬼鮫」


「イタチさん……すいません、私…イタチさんに嫌われてると思ってしまい、私もイタチさんが好きです」


「すまなかった鬼鮫、お前を不安にさせて」


そう言ってイタチさんは私に抱き付いた、そんなイタチさんを私は優しく抱き締めた


「いいんですイタチさん、まだ私の事好きでいて下さったので」


「これからもずっとだ」

「はい、私もずっとイタチさんが好きです」


今までの寂しさを消すかのように私達はキスをした、私はイタチさんを求めて、イタチさんは私を求めて深い、深いキス


私の不安は無駄だったみたいですね、やはりイタチさんは私が好きでしたしね……


少々イタチさんの女装が見たかったのは秘密ですけどね




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