シンフォニー

□音の箱
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【羨ましい時もある】
(ドス)


未来には無限の可能性があると、偉そうな偽善者がよく言うけど
僕はそんなものは信じない
だって音の里にいる僕みたいに対した能力の無い忍は捨駒にされたり実験台にされるのがオチだから
そういうと『なら、自分から道を切り開け』とかほざくんですよね
音忍になってしまうと、もう逃げれないんですよ

ザクは考えてないのか、考えないようにしているのか分からないけど、大蛇丸に忠誠心をもつ事で『未来の可能性』を持っている
それは酷く儚く脆いものだけど、ザクは信じている

やっぱりザクは馬鹿だね

時にはその馬鹿さ加減が羨ましくなるけど


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