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□日々、苦悩。
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日々、苦脳。
by.六道骸。
「六道、これ全部コピーしてきて」
「は、はあ……」
なんでこんな状況になったのでしょうか。
僕は並中の偵察(詳しく言うとボンゴレの沢田綱吉と雲雀恭弥君の)に来たのですが、運悪く雲雀君に見つかってしまった。
そのまま武器を構えて相手をしろ、といわれるかと思ったら、
「今忙しいんだ。後で相手してあげるから手伝ってくれない?」
……といわれた。いや、別に誰も君を相手に戦おうなんて言っていないんですけどねぇ。雲雀君も弱いわけではないですが、まあどちらかというと沢田綱吉ともう一度戦ってみたい、気の方が強い。
半強制的に応接室へと連れてこられた僕は何故か風紀委員同然でこき使われているというわけです。
(………………。)
「何?疲れたの?使えない奴だな。まあいいや、そこの戸棚にお茶菓子入ってるはずだから紅茶と一緒に持ってきなよ。ああ僕はコーヒーでいいや。ブラックね」
「…結局自分の分も用意させるんですか。…チッ、それぐらい自分で用意しろよ…」
「何か文句あるの?」
「いえいえとんでもない。持ってきますよ。ええ僕が直々にね」
危なかった…クフフ、素が出てしまうところでした。
恐らく舌打ちは聞かれていたかと思いますが、まあ雲雀君の自業自得ですね。諦めなさい。
本当に僕を下僕のように扱うためさすがにきれそうですね、僕(笑って冷静を装っているつもりですが)。
「はい、お持ちしました坊ちゃん」
「…ありがと、っていうか何その坊ちゃんって」
「いえ何も。ただ人に命令してばかりでお坊ちゃまみたいだなと」
「その毒舌なんかどこかの執事みたいだね」
「そうですか?」
「うざ。」
「…………ぴきっ」
「しかもこのコーヒー濃い。苦い。やり直し」
あああああ!!!もう我慢なりませんね!
これ以上雲雀くんにこき使われたら僕の精神が持ちません。寧ろ今まで持っているほうが不思議なくらいだ。
僕の繊細な心が破壊される前に半泣き状態で応接室を飛び出した(たぶん見られてないはず、)。
今日は色んな意味で負けた気がしました。というよりも今度偵察に来た時にまた雲雀くんの下僕にされると思うと、ちょっと寒気がした。
……恐ろしい男だ、雲雀恭弥…(がくっ)
ひば、むく…!(滅
過去拍手お礼文でした!