ハイキュー!!
□及川接骨院
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及川さんは高校でバレーをやめている設定です。
｢いっつ…………｣
あー、くそ、右足首ひねった……。ズキズキして痛い。
バタバタとチームメイトの後輩や同級生が駆け寄ってくる。
『岩泉先輩大丈夫ですかっ！？』
『おい、誰か先生呼んでこい！』
｢いや、いい。歩けるから大丈夫だろ｣
すぐ立ち上がったけど、痛みに耐えられなくて体がよろめいた。足首を見ると、赤く腫れているのが見えた。
(これはちょっとやべえかもな)
１ヶ月後に試合を控えているのに、と内心焦っていると一人の後輩が氷を袋に入れて近づいてきた。
『岩泉先輩、接骨院とか行ったほうがいいですよ』
｢あー、そうだな……｣
『あ！あそことかどうですか？？』
｢あそこ？｣
『及川接骨院か！？』
『そうそう！及川接骨院！あそこの先生すげえイケメンらしいぞ！』
『おまえそっち系なのかよーww』
『はぁ！？ちげえし！！』
…………………………おいかわせっこついん？？？？？
なんだそのクソみたいな病院は。
名前からしてうざい。
及川が接骨院やってるなんて聞いてねえぞ？？待てよ、人違いかもしれない。及川なんて名前、探せばいるからな……
『岩泉先輩そこ行ったほうがいいっすよ！すぐ治してくれるって評判なんす！！！』
｢へえ……じゃあ行ってみるわ｣
部活を途中で早退して、後輩がくれたメモを頼りによろよろ歩きながら接骨院へ向かった。