小説─黒子のバスケ─
□緑間真太郎誕生日小説
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緑間真太郎誕生日小説
7月6日、11時48分頃。
俺は今、真ちゃんと部屋にいる。
明日休みだし、親いないから誘った。
断られたらどうしようって思ってたけど、案外すんなりOKされた。
それからゆっくりして、10分くらい前からすっげぇそわそわしてる。
高尾「なぁ真ちゃん。」
緑間「…なんだ…?」
高尾「なんの本読んでんの?」
緑間「魔女の家…と、言うのだよ。」
高尾「あー、知ってる!前妹ちゃんが読んでたw」
緑間「…高尾は読んでいないのか…?」
高尾「んー…まぁ、俺文字読むの苦手だし?」
緑間「…そうか、少しでも読んでみると良いのだよ、これは主人公の気持ちが分かりやすく書かれている、ハッピーエンドはないが、とても面白いのだよ」
高尾「ふーん…」
そういって真ちゃんはすぐ続きを見る、俺は特にすることもなく、動いたり止まったり、閉じたりする真ちゃんの目を見ていた。
暇だけど、どこかソワソワしてた。
散らかってる物を片付けたり、宿題の続きをやったりしてたら、12時が近付いてきた。
椅子から立ち、真ちゃんの近くによって、名前を呼ぶと、表情も崩さず、返事をしてくれた。
キスしたーい!って頼むと、好きにしろ、って目を閉じた。
遠慮せずにキスすると、(深いの)顔を赤くして自分からキスもしてくれた。
何度もキスして、少し離れる、真ちゃんは「?」マーク浮かべてたけど。
少し微笑んで頭撫でながら、大好きな人物の名前を呼ぶ。
高尾「…真ちゃん」
緑間「ん、…なんなのだよ。」
高尾「俺真ちゃんの事大好き。」
背中に手を回し、手に力を込める。
逃げられないように。
緑間「…知ってるのだよ」
高尾「……それ以上に愛してる」
緑間「…俺もそれ以上に和成を愛してるのだよ。」
高尾「…へへ……真太郎!」
名前を呼ぶと、真ちゃんは目を見開いた。けど、何処か嬉しそうだった。
俺も名前呼ばれて泣きそうなくらい嬉しい。
言葉を言おうとするとドキドキして、早く時間が来ないか心配する。
高尾「…真太郎。」
緑間「…なんだ…?」
一回深呼吸してから目を見る。
今日は、緑間真太郎の。