水散桜花
□201609
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放課後夕陽の照らす教室の窓の外
無意識に君を探す
君は友達に囲まれていつも楽しそうに笑っていた
明るくて優しくて陽だまりのような君
下駄箱で不意に泣いてる君
声をかけると君は困ったようなホッとしたような顔で
その日から君は僕にだけ悩みを相談してくれるようになった
普段は笑顔で振舞ってる君の悲しそうな横顔
この時だけは君は僕だけのもの
ゆういつ君を独占できる時
クラスでも目立たない僕
君を独り占め出来るならこのままでも構わない
僕と君は光と影
君のそばにいられるのなら僕はずっと影でいよう
君の瞳に僕以外の奴が映っていようと
側にいられるのなら