水散桜花
□201608
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夢の中水面に揺れる君の顔
ユラユラ揺れてて泣いてるのか笑ってるのか分からない
ただ一つ思うのは君が笑っていればそれで良いということ
僕は君のことが好きで愛おしかった
でも君の手を離したのは僕自身
怖かった
いつか君に嫌われるのが拒絶されるのが
僕は逃げたんだ
傷付きたくなくて
自分のことで精一杯で
君は新しい家で新たな生活をしている
恨んでるだろうか
悲しんでいるだろうか
僕のことを覚えてないかもしれない
一層忘れてくれてた方が良いのかもしれない
傷付きたくなくて離れたのに忘れられない
僕が過去に囚われたまま
時が止まってしまったまま
狂った歯車はいつ動き出すのだろう
僕を解放して