銀魂
□Answer
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7位 山崎退 91点
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廊下に貼り出された その文字を目で追った。やったぁ!!そう言って校内中を駆け回り、7位です。俺は数学7位です!と叫びたい気分だったが、生憎俺はそんなキャラじゃないし、他の人からしたら7位って大したもんじゃない。
この高校では数学の授業は頭がいいクラスと悪いクラスに別れる。
俺は以前悪い方のクラスだった。
授業中騒ぐやつもいれば寝てる輩もいて
全然勉強にならなかった。
それでも俺は自習や復習をかさね
自らテスト高得点を叩き出したのだ。
これで静かに数学が学べる。
そう思うと妙にやる気が出てきた。
山崎退、頑張ります!
普段はいることなかった教室に踏み入れる。どんな人がいるのかなぁ、そう思って見渡すと見知った人と目があった。
「山崎、お前こっちのクラスなのか?」
「当たり前でさぁ土方さん。あいつ7位ですぜィ」
同じ委員会の仲間である。
知ってるひとがいるなぁ、と駆け寄ると
自分の後ろを指差される
「?」
「?じゃねーよ。お前の席、あそこ」
指差していたのは俺の後ろの一番前の席
よくみると他の席はほぼ埋まっている。どうやら早いもんがちだそうだ。
そこの席に荷物をおくと、丁度チャイムがなった。もうちょっと話したかったなぁと重いながら号令に従う。
授業開始からすぐに問題を解くと、友達と話し合って、と先生が指示をした。
俺、席周辺に知ってる人なんかいないよ…
そう弱気になっていると背中をチョン、とつつかれた。
それは救世主だった。
「ここはこの答えであってるでござるか?」
そこから僕らは数学の時間だけの友達になった。