sakura-bud-

□俺と兄さんと
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「痛っ...」




サスケは痛みと寒さで目が覚めた。


昨日はしばらく休暇だというイタチに修行をつけてもらったのだが、打身があるのか体のあちらこちらが痛い。



そろそろ起きるか。



そう思ったとき、ドアの向こうによく知る気配を感じた。


向こうもこちらが起きているのを知ってかドアを開けない。



「おはよう、サスケ。朝食はパンとご飯どちらがいい?」


聞き方が母親っぽくて少し笑ってしまった。


「ご飯でいい、兄さん。」


「わかった、顔洗ったら早めに来いよ。今日は忙しくなりそうだ。」


「何かあったのか?」


「外を見てみろ。」



起き上がると改めて痛みを感じたが、それよりも窓の外に目を開いた。




道理で寒いはずだ。




そう、そこは銀世界。

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