sakura
□sin.6
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「でだ、ディダラボッチ君。これからどうする?」
ちょっと待てよ、うん...
「このまま税金泥棒...警察共のとこにつれていかれるか」
誰か説明してくれ...
「オレ、新八、神楽...そして新メンバー、イタチ君と万事屋をやっていくか」
なんでこいつがここに!!!
「ななななんでここにてめぇがいやがる!!イタチ!!!」
万事屋に入った瞬間見覚えのある顔があった。
「それはこっちのセリフだ。デイダラ、お前はなぜここにいる?」
「え、えっとだな、オイラの芸術をサソリの旦那に見せてやってたらな...」
自分の作品で飛ばされたのかも...、なんて言っても信じてもらえないだろうな、うん...
「つか、おまえこそなんでここにいるんだよ!?」
イタチは少し考える素振りを見せた。
「俺は...リーダーからの命令だ。」
「リーダーだと...?」
「詳しいことは言えない。特別任務だ。」
「なんだよそれ...」
「お前、新入りアルか?生きが良さそうなのが入ってきたアルなー」
アル...?
押し入れから現れたチャイナ服姿の少女がデイダラに言った。
「新入りってーのはよくわかんねぇが、オイラはデイダラだ!うん!!」
「神楽アル!よろしくナ!!イタチ兄と友達なんでしょ?」
”友達”
確かに、もといた世界ではデイダラもイタチも暁という組織に属していたが、友達と思ったことがあっただろうか。
「どうだかな、うん。つーか、イタチはいつここに来たんだよ?」
「7日前だ。」
「はあ!?お前昨日鬼鮫の旦那と任務についていたじゃねーか!」
「向こうとこちらでは時差が生じるのだ。何がきっかけでお前がこちらに来たか知らないが、任務の邪魔はするなよ。」
「邪魔だと!?そもそも任務も何もこっちでは術も使えねぇんだぜ?」
「今回の任務に術は必要ない。」
「どういうことだよ、うん?」
「ま、とりあえず座れよ。どうせイタチ君と同じかんじだろ。」
銀時はそう言いながらデイダラの肩に手を置いた。
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