黒子ノ夢

□欲求
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最初、柔らかそうな髪だなと思った…


始まりはソレ、後は坂道を転がり落ちて行くように加速する

堕ちて行くのみ……







━欲求━

















ランニング中普段隠れて見えなかった細い首に隠れた黶を見つけた、なんかちょっとエロい


首筋から流れる汗が水飴みたいに光って見えた、彼はどんな所も甘そうだ




可愛い

ふれたい

手を伸ばして

その柔らかな髪を引っ張って…






『あつし?』




「……みなちん」




『どした?』





危ない、無意識に手を伸ばしかけた。
どこまでが現実なんだろう、分からなくなる。


きっとふれてしまえば

もっと

もっと

もっと深い所まで

全てに触れて味わいたくなる















引きずり込もう

こっちへおいで

目隠しをして

後ろから悪戯に誘うような声色で





美味しそう……




「みなちん……」




『ん?』





全部食べたい





「お腹すいた」






キミの全部、食べさせて





End


 
 

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