ラブライブ!Boyz&Girls School
□#9:センターは誰だ?
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その頃、中庭では一年生組に取材をしようとする希達だったが、カメラの前では雄輔が変顔をして遊んでいた。
翔一「取材の邪魔すんな!!」
雄輔「俺はただ花陽の緊張を解そうとしただけだぞ」
渡「花陽ちゃん、緊張しているの?」
花陽「う、うん……」
凛「緊張しなくても平気!聞かれた事に答えればいいから」
希「編集するからどんなに時間かかっても大丈夫やし」
雄輔「なんだそうか。じゃあ、早く撮影しようぜ」
翔一「したいんだけどさぁ、真姫があっちにいるから出来ないんだよ」
翔一が指を指す方向には、真姫が癖毛を弄っている様子が見えた。
凛「真姫ちゃんもこっち来るにゃ」
真姫「私はやらない」
雄輔「意地っ張りだな〜」
希「ええんよ。どうしても嫌なら、無理にインタビューしなくても♪」
希はそう言うと、士にカメラを任して真姫の方に向けて撮影をする。
希『真姫だけはインタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、ただの果敢な15歳。これもまた自然の…』
真姫「何勝手にナレーション被せているのよ!」
希の作戦に真姫は仕方なく凛、花陽と共に撮影に入った。因みに、雄輔達サポートメンバーはインタビューしないつもりだという。
翔一「(やっぱそうなるわな…)」
希『まず、アイドルの魅力について聞いてみたいと思います。じゃあ、最初に花陽さんから』
花陽「えぇ!?え、えーと……」
凛「かよちんは昔からアイドル好きだったんだよね♪」
花陽「は、はい!」
翔太郎『それでスクールアイドルに入ったんだな。じゃあ、自分にとってのアイドルは何か答えられるか?』
花陽「は、はい。えーと……うっ、プププ!」
真姫「ちょっと止めて!」
真姫は撮影を止めると、穂乃果が頬を膨らませ、紘汰と雄輔が変顔をしていた。花陽が笑ったのはこの三人の仕業だったみたいだ。
穂乃果「いや〜、緊張しているみたいだったから、解そうかな〜っと思って!」
紘汰・雄輔「そうそう!」
真姫「大きな御世話よ!ことり先輩も!」
ことり「ガンバッテイルカネ」
ことりはお多福のお面を被って話すと、一年生組が笑い始めた。
真姫「全く!これじゃμ'sがどんどん誤解されるわ!」
穂乃果「おお!真姫ちゃんがμ'sの事を心配してくれた!」
真姫「っ!?べ、別に私は……と、撮らないで///!!」
穂乃果は真姫の方へとカメラを向けると、真姫は赤面して穂乃果に向かって注意した。