ラブライブ!Boyz&Girls School

□#6:まきりんぱな
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その頃、理事長室では絵里と希がことりの母親でもある理事長と話をしていた。

絵里「生徒は全く集まりませんでした。スクールアイドルの活動は音ノ木坂学院にとってマイナスだと思います」

理事長「学校の事情で生徒の活動を制限するのは…」

絵里「でしたら、学校の存続のために生徒会も独自に活動させて下さい!」

理事長「それは駄目よ」

絵里「何故ですか!?」

理事長「それに、全然人気がないわけじゃないみたいですよ」

理事長は絵里と希にパソコンの画面を見せると、そこにはμ'sのファーストライブの映像であった。

希「この前のライブの…誰かが撮ってたんやな」

絵里と希は理事長との話を終えて理事長室から退出した。

希「あのライブ映像、誰が撮っとたんやろうな〜?」

絵里「さあ、知らないわ」

絵里と希が話していると、警察服を着た男性が横から歩いてきて絵里と希の前に現れた。

希「警察の人?」

警官「ここに講堂で行われていたライブを無断で撮っていた者がいたと通報された。逮捕する!」

絵里「笑いのツボ!」

警官が絵里の腕を掴んで手錠を嵌めようとしたが、絵里は逆に警官の腕を掴んで帽子を外すと警官の格好をした士であることが分かり、士の首に向かって親指で押す「笑いのツボ」を発動した。

希「なんや、士っちやったんや〜。警察服は前の先輩が文化祭ようの衣装やね?」

絵里「全く、庶務課の仕事をほったらかした上に遊ぶなんてどうかしているわよ!」

士「どうかしているのはお前だろ、エリーチカ!蹴り飛ばすぞ!!」(怒)

士と絵里が喧嘩しているその頃、花陽は真姫が落とした生徒手帳を届けに真姫の家に寄ったが、真姫の家は近くの住宅街より豪華で豪邸のような家であった。

花陽「ほぇ〜、凄いな〜…!」

花陽は真姫の家のインターホンを押すと、真姫の母親の声が出迎えてくれた。花陽は真姫の母親に友達だと伝えて家に入れてくれたが、真姫の姿はなかった。家の中には42インチ型以上ありそうな薄型テレビと大会の優勝トロフィーやメダルが置かれてあった。

真姫の母「ちょっと待っててね。病院の方で顔を出しているところだから」

花陽「病院?」

真姫の母「えぇ。うち、病院で経営していてあの子が継ぐことになっているの」

花陽「そうなんですか…」

真姫の母「よかったわ。高校に入ってから友達一人呼んでこないから、ちょっと心配していたの」

すると、玄関からドアの音が聞こえると、真姫が病院から帰ってきた。

真姫「ただいま〜。誰か来てるの?あっ…」

花陽「こ、こんにちは…」

真姫の母「お茶入れてくるわね♪」

花陽「ごめんなさい、急に…」

真姫「何の用?」

花陽「生徒手帳、落ちていたから。西木野さんのだよね?」

真姫「なんであなたが?」

花陽「ごめんなさい…」

真姫「なんで謝るのよ…。その、ありがとう…」

花陽「μ'sのポスター、見ていたよね?」

真姫「私が?知らないわ。人違いじゃないの?」

花陽「でも、手帳がそこに落ちてたから…」

真姫「あっ!ち、違うの!うっ、イッタ〜!うわぁ!?」

真姫は慌てた様子で膝を机にぶつけてしまい、体勢を崩してそのままソファーと一緒に転び落ちた。

花陽「だ、大丈夫!?」

真姫「平気よ!全く、変なこと言うから!」

花陽「プッ…フフフッ…」

真姫「笑わない!!も〜!!」
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