ラブライブ!Boyz&Girls School

□#5:パンツと信頼と4人目は先輩
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映司は阪東の指示を聞いて台所で食器などの洗い物をすると、穂乃果達と紘汰達は洗い物をしていた映司に質問をする。

弦太朗「…で、さっきの話なんだけどよ。映司先輩、なんでアンタはいつもパンツを掲げているんだ?」

映司「ストレートに聞くね、君は」

弦太朗「よく言われる。俺は音ノ木坂学院の生徒全員と友達になる男、如月弦太朗だ!」

穂乃果「なんか弦太朗くんの背中からモクモクと炎が見える。しかも熱い…」

晴人「さすが青春ボーイと呼ばれただけの事はあるな」

映司「で、何の話だっけ?…ああ、なんでパンツをいつも掲げているかだよね。それは、俺のじいちゃんの遺言なんだ…」

海未「遺言?」

映司は小さい頃、旅行好きの映司の母と一緒に過ごしていた。その時の母方に祖父、映司のおじいちゃんがいた。

映司「その時のじいちゃんが俺に『男はいつ死ぬか分からない。パンツだけは一張羅を履いておけ』って言われて。そんなじいちゃんが俺の前に言ったのはアレで最後なんだ」

ことり「そうなんですか…」

穂乃果「うぅ…かなし〜い(TДT; )」

弦太朗「ああ!映司先輩の熱意と悲しさがジンジン、キタ〜(TДT; )」

映司「え〜と、そんなに泣いたらすごく不快感を感じるんだけど…。ていうか、泣けるかな?」

晴人「いや、話したアンタがそこまで考える事はないだろ…」

海未「ですが、映司先輩の祖父さまの遺言を聞いてそれをちゃんと守っている映司先輩は立派だと私は思います!」

映司「そうかなぁ?俺はじいちゃんの遺言通りになっているかどうかは分からないと思うけど…」

映司の話を聞いていた穂乃果と弦太朗はハンカチで涙を吹いたり、ティッシュで鼻を咬んだりすると、穂乃果は急にある事を思い出す。

穂乃果「そうだ!映司先輩、μ'sのサポート係としてスクールアイドル部に入部しませんか?」

映司「えっ?」

紘汰「ま、待てよ穂乃果!」

海未「そうですよ穂乃果。なんでいきなりそんな話を持ち出したのですか?」

穂乃果「だって、映司先輩は私たちのファーストライブを見に来てくれたんでしょ?なら、私たちの事を少し興味をもってくれたんじゃないかなぁ〜っと思って!」

晴人「まあ、あのファーストライブは多少の生徒が見に来たのは間違いないと思うけど…」

穂乃果「でしょ?だから映司先輩、μ'sのサポート係に入って…」

映司「お断りするよ」

穂乃果「え〜!?なんでですか?」

映司「ファーストライブを見に来たのはたまたま講堂で何かやっていたのが気になっていただけだから、興味はもっていない。それに、俺がいなくても君たちμ'sは成り立っている可能性はあるからね」

穂乃果「映司先輩…」

映司「もう遅いから帰りなよ。俺はまだバイトがあるから、また明日学校で!」

穂乃果達はドルーパーズから出ていくと、そのまま自分たちの家へと帰って行った。
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