ラブライブ!Boyz&Girls School
□#3:アイドルをはじめよう!
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その後、庭園で穂乃果と海未と紘汰と晴人は生徒会から講堂を借りる件について話していた。
海未「ちゃんと話したじゃないですか!アイドルの事は伏せておいて借りるだけ借りておこうと!」
穂乃果「ふぁんで(なんで)?」
晴人「またパンかよ…。まあ、俺も人のこと言えないけどな」
晴人は穂乃果がパンを食べているのをつっこむが、自分も片手でドーナツを食べていたので人のことは言えなかったのである。
穂乃果「ウチ和菓子屋だからパンは珍しいって知っているでしょ?」
海未「お昼前に…太りますよ」
穂乃果「そうだよね〜」
紘汰「なら食うなよ…」
弦太朗「よう!穂乃果、海未、紘汰、晴人!」
穂乃果達の前に現れたのは学ランでリーゼントヘアーで穂乃果達と同じクラスメイトの如月弦太朗であった。
穂乃果「あっ、弦ちゃん久しぶり!」
海未「風邪は治ったのですか?」
弦太朗「ああ。季節外れのインフルエンザは苦戦したけど、なんとかこの通りバッチリ治したぜ!ところでお前ら、スクールアイドルってのやるのか?」
晴人「えっ、なんで弦太朗がそんな事知ってんだよ?」
弦太朗「掲示板に貼ってあったんだ。ライブやるんだってな!」
海未「掲示板に何か貼ったのですか?穂乃果」
穂乃果「うん!ライブのお知らせを!」
実は前の日に穂乃果は無断で掲示板にスクールアイドルを始めた事とライブをやると報せたのだ。
海未「勝手過ぎます!あと1ヶ月しかないんですよ。まだ何1つもしていないのに見通しが甘すぎます!」
穂乃果「でもことりちゃんは良いって言っているよ」
その頃、教室にいたことりはスケッチブックで何かを描いていた。
海未「ことり?」
ことり「うん、こんなもんかな。見て、ステージ衣装を考えてみたの」
ことりがスケッチブックで描いたのは講堂でやるステージ衣装であった。その姿は目立つようにピンク色の衣装で足のラインなども正確に描いていた。
穂乃果「おぉ〜!可愛い〜!」
紘汰「いいじゃんこれ!」
ことり「本当?このカーブのところが難しいんだけど、頑張って作ってみるよ」
穂乃果「うんうん!」
海未「ことり…?」
ことり「海未ちゃんはどう?」
紘汰「もちろん文句ねぇよな?」
ことりは海未にスケッチブックで描いたステージ衣装を見せるが、海未にとって一番気になるところは素足であった。
海未「こ、ここのスゥーと伸びているものは…?」
ことり「足よ♪」
海未「素足にこの短いスカートを履くというのでしょうか…」
ことり「アイドルだもん」
すると、海未は自分の足と太ももを見つめていた。
穂乃果「大丈夫だよ!海未ちゃん、そんなに足太くないよ!」
海未「人のこと言えるのですか!!」
穂乃果「え〜と…うん…ふむふむ。ふむふむ…よし!ダイエットだ!」
ことり「2人とも大丈夫だと思うけど…」
穂乃果「あ〜、他にも決めておかないことがたくさんあるよね〜。サインでしょ?街を歩く時の変装でしょ?」
晴人「それって本格的なアイドルがやることじゃないのか?」
ことり「それより…グループの名前決めてないし…」
紘汰「ああ!すっかり忘れていた!」
晴人「(今の紘汰が言う台詞じゃないはずだが…)」(汗)