スーパーヒーロー大戦シリーズ

□強さとは何か
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その頃、ショッカーの基地から落とされた雄輔達が目を覚ますとそこには洞窟に作られた監禁部屋だった。

雄輔「ここは…」

ショッカー首領『ようこそ、生き残った仮面ライダー諸君』

監禁部屋のモニターから映し出されたのは包帯に巻かれて黒い目一点にしかないショッカー首領の姿があった。

翔一「ショッカー首領!」

雄輔「お前、俺たちをどうする気だっ!?」

ショッカー首領「ハハハッ!ここでお前達を殺してやりたいところだが、1つ賭けをしようじゃないか!」

はるか「賭け?」

ショッカー首領「我々ショッカーが選び抜かれたショッカープリキュアと零号、お前達生き残った仮面ライダーと裏切り者のキュアフローラでコロシアムをしようではないか!」

翔一「何言ってやがる!!」

ショッカー首領が言い出した言葉に翔一は怒鳴り上げるが、近くにいた雄輔が止めてショッカー首領に質問をする。

雄輔「お前は賭けがどうとかって言ったな?どんな賭けだ?」

ショッカー首領「お前達がこのコロシアムで勝ったら、ショッカープリキュアの洗脳を解き、零号と共に返す。だが、我々が勝ったら一生ショッカーの手駒として使わすというのはどうだ?」

ショッカー首領からのコロシアムの勝利内容を聞かされた雄輔は口をニヤッとさせた。

翔一「雄輔?」

雄輔「良いぜ!その勝負、乗った!!ただし、絶対約束を守れよ!!」

翔一「なっ!?お、おい雄輔!!」

ショッカー首領「ハハハッ!いいだろう。コロシアムは明日開催する。それまで大人しく待つがいい!」

ショッカー首領はそう言うと、モニターから姿を消した。その後、翔一はショッカー首領からの申し出を受けた雄輔に問いかけていた。

翔一「どういうつもりだ、雄輔!なんでショッカーのいう事を信じた!?あいつらが約束を守る訳ないだろ!!」

雄輔「…救わねえとダメなんだよ。全員救わねえとダメなんだよ…」

雄輔の発言に翔一は近くの椅子に腰かけた。

翔一「秀兄を救いたい気持ちは分かる。だけど、そんな戦いを挑んでどうしたいんだ?お前は…」

雄輔「俺は救いたいもんを救いたいだけだ。だから、この戦いを絶対勝ちたい!」

雄輔の言葉に翔一は雄輔を顔を見るが、翔一は目を背けて監禁部屋のベッドに寝ていった。雄輔達も明日に備えて早めに寝始めた。
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