スーパーヒーロー大戦シリーズ
□鬼の救出
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翌日の朝、雄輔達はショッカーの基地に一番早く近づくルートを地図を見ながら決めていた。
翔一「ショッカーに一番早く近づくルートは、この先にある水道ダム工場を通らないとダメだな…」
はるか「あれ?この水道ダム工場って…」
タケル「はるかちゃん、何か思い当たることがあるの?」
はるか「前に一度行ったことがあります。あそこにはショッカーのもう一つの基地があって、そこには囚われた仮面ライダー響鬼がいると…」
雄輔「響鬼が!?」
渡「早く助けないと!」
はるか「でも、あそこにはショッカープリキュアや怪人も多数いるよ。助け出すのは危険かも…」
雄輔「それでも仲間のライダーだ。見逃す訳にはいかない!」
マコト「俺も雄輔に賛成だ。同じ仮面ライダーなら、ショッカーと戦うのに先決だ」
翔一「なら急ごう。秀兄はまだ寝ているままだけど、みらい、リコ、俺たちがダム工場に行っている間に二人で秀兄を見てやってくれ」
みらい「はい!」
リコ「分かったわ!」
タケル達はバイクを使ってもう一つのショッカーの基地である水道ダム工場へと向かうと、そこにはショッカー戦闘員が周囲にバリケードを張って警備していた。
タケル「見張りがあんなに!」
雄輔「だったら、突破して迎え討つ!!」
タケル達はバイクで警備していたショッカー戦闘員達を引き飛ばしてショッカーの基地へと潜入し、バイクから降りて向かってくるショッカー戦闘員達を蹴りや殴りで倒していく。すると、目の前から現れたのはショッカークマ怪人のベアバンドであった。
ベアバンド「ここから先は通さん!」
雄輔「コイツは俺に任せて、お前らは響鬼を助けに行け!」
翔一「雄輔、頼んだぞ!」
雄輔は一人でベアバンドに向かって攻撃すると、翔一達は隙をついてショッカーの基地内へと潜入し急いでいくと、最終地点である場所に着くとそこには鎖で繋がれて拘束状態の仮面ライダー響鬼ことヒビキがいた。
渡「ヒビキさん!今、助けます!!」
渡達はヒビキの腕に繋がれた鎖を外すと、ヒビキはボロボロの状態で地面に倒れた。
ヒビキ「た、助かった。ありがとう…」
はるか「早くここから出ないとショッカー達が…きゃあっ!?」
タケル「はるかちゃん!」
はるかを後ろからいきなり叩き倒したのは、ショッカープリキュアのキュアマーメイド、キュアトゥインクル、キュアスカーレットとショッカー怪人のカメバズーカ、タイガーロイド、魔化魍であった。
マーメイド「バカな人たちね。態々ショッカーの基地を自分たちで乗り込むなんて」
はるか「マーメイド、トゥインクル、スカーレット…」
カメバズーカ「お前達はこれから我々ショッカーによって処刑するズカ!」
タイガーロイド「死ね!タイガーボンバー!!」
タイガーロイドははるか達に向かって背中に付いているタイガーボンバーを放とうとすると、壁を突き破って飛び出してきたベアバンドがタイガーロイドとぶつかると、その壁の向こうから現れたのは仮面ライダーファイヤーへと変身していた雄輔であった。
ファイヤー「間に合ったな!」
翔一「雄輔、ナイスタイミングだ!」
翔一・渡「変身!!」
翔一は腰からベルトを現して両手を左右のベルトスイッチを押して疾風の風に覆われ仮面ライダーハリケーンへと変身し、渡はウィングキバットを呼び出してキバットに噛まして仮面ライダーウィングへと変身した。
マコト「タケル、俺たちも行くぞ!」
タケル「ああ!」
『アーイ!バッチリミナー!(バッチリミロー!)』
タケル・マコト「変身!!」
『カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!』
『カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ド・キ・ド・キ!ゴースト!』
タケルとマコトは腰からゴーストドライバーを現して手元からオレゴースト眼魂とスペクターゴースト眼魂を取り出して装填し、ドライバーに付いているトリガーを引いてタケルはオレンジ色のゴーストと被って仮面ライダーゴーストへと変身し、マコトは水色のゴーストと被って仮面ライダースペクターへと変身した。