スーパーヒーロー大戦シリーズ
□激突する両者―仮面ライダーvsプリキュア―
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なぎさ、ほのか、ゆり、めぐみ、ひめの5人はマダン帝国へと通じる道へと走り向かう。
めぐみ「みんな、急ごう!」
ひめ「ちょっと待って!あれ、何?」
5人がマダン帝国へと向かっている途中にひめが目の前から歩いてくる1号、2号、アマゾン、ZO、ファイヤー、アギト、キバ、オーズ、ウィザード、そして士と紘汰の11人のライダーの姿があった。
ほのか「仮面ライダーとプリキュアは所詮、戦う運命(さだめ)って訳ね…」
めぐみ「どうして…?」
???「みんな〜!」
めぐみ達の後ろから声が聞こえて振り向くと、そこには6人のプリキュアのシャイニールミナス、キュアメロディ、リズム、ピース、エコー、ハートの順に現れた。
めぐみ「ハート!みんな!」
ハート「お待たせ!」
ルミナス「遅くなってすいません!」
メロディ「なんとか間に合ったよ」
リズム「でも、ここへ来る途中に他のプリキュア達が犠牲になって…」
ひめ「えっ!?」
ピース「ブルームやピーチ、ブロッサムにハッピー達まで私たちの為に他のライダーを相手にして消えていったの…」
ゆり「そんな…つぼみ達まで…」
ルミナス「だから、今残っている5人のプリキュアで精一杯だったので、ごめんさない…」
なぎさ「大丈夫!プリキュアが11人くらい入れば十分だから!」
なぎさの言葉にルミナス達はさっきまで暗い表情がすぐに変わって明るい表情に戻った。
紘汰「話は終わったか?プリキュア」
紘汰がプリキュア達に向かって声をかけると、10人のプリキュア達は紘汰達ライダーの方へと振り返る。
ひめ「あんた達、なんで私たちの邪魔をするのよ!」
1号「言った筈だ!マダン帝国は俺たち仮面ライダーの手で倒すと!プリキュアなど名乗る小娘如きが出る幕ではない!」
ほのか「なら、せめて教えて下さい!マダン帝国が蘇った理由が私たちプリキュアって、どういう事ですか?」
1号「なら教えておこう。これまでお前達プリキュアは地球に現れた強大な悪に立ち向かう為に光のエネルギーを使っていた。だが、お前達の光のエネルギーを使うと同時に破滅のエネルギーにも地球に及んだ。その破滅のエネルギーがマダン帝国までにも伝わり、マダン帝国は再び復活した。数百年の眠りからな…」
アギト「それだけじゃない。君たちの光のエネルギーと破滅のエネルギーを利用してマダン帝国は新たな怪人を作り出そうとしているんだ」
士「要するに、お前らが使ったエネルギーのせいで今回の事態を引き起こしてしまったってことだ。お前らだって心当たりがある筈だ!」
仮面ライダー達の言葉にプリキュア達は思わず俯いてしまう。これまでプリキュア達が使ったエネルギーは敵を倒したり、時には救ったりした。その使い道が正しいと思っていたプリキュア達だったが、このような事態を起こしてしまったとはプリキュア達でも分からなかった。
紘汰「マダン帝国の野望を止めるには、お前達プリキュアを倒して世界を救うしか方法がないんだよ!」
なぎさ「だからと言って、素直に倒される訳にはいかないわよ!」
ほのか「それに、例えそれが原因だとしても私たちを倒すなんて間違っているわ!」
ウィザード「世界を救う為には、時に犠牲も覚悟も必要なんだ!」
ゆり「なら言わせてあげるわ。あなた達が考えているのは間違いよ!」
士「そうか…。だったら…」
ひめ「だったら?」
士「お前達を破壊するだけだ!!」