ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□ホテルと出来事と大騒動!?
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その夜、穂乃果達はホテルから少し離れたレストランに着いていた。

映司「高価そうな店だね…」

翔太郎「それにしては客が多いな…」

翔太郎達が入ったレストランはかなり洒落た場所だった。すると、周りのお客さんを見ていた海未は少し手で顔を当てて隠していた。

弦太朗「何してんだよ、海未…」

海未「何って、いつ私たちに刺客されるか分からないから顔を隠しているのですよ!」

ことり「し、刺客!?」

晴人「誰に狙われるっていうの…」

晴人はそうつっこむと、周りのお客さんが全員外人に見えていたのでそう勘違いしたのだと考えた。

絵里「大丈夫よ、海未。とりあえず、店内に入れそうだから座りましょう」

絵里の言葉に全員椅子に腰掛けると、店員さんが用意してくれたのか、絵里達が座る席は18人分の椅子と机が出ていた。

翔一「なんか、すっげぇ気まずい…」

希「考えたら負けやよ、翔一くん」

翔一と希はそう言うも、18人分の椅子に腰掛けて、明日からの予定を話そうとしていた。

士「…で、明日からの予定なんだが。どうするつもりだ?」

穂乃果「私、あの鉛筆みたいなビル登りたーい!」

映司「鉛筆みたいなビル?…ああ、エンパイア・ステート・ビルだね」

海未「待ってください!穂乃果、此処へ何しに来たと思っているのですか?」

穂乃果は観光したい気持ちについ話し出してしまうと、それを聞いた海未は穂乃果にアメリカに来た趣旨を聞き出すと穂乃果は分からなそうな顔へと変わった。

穂乃果「何だっけ?」

海未「ライブです!」

穂乃果「分かってるよ〜」

海未「全く…大切なライブがあるのです!観光などしている暇はありません!」

穂乃果「えぇ〜!でも…」

海未の話に反論する穂乃果だったが、海未は気にせず話を続けた。

海未「幸い、泊まるホテルの地下にスタジオなども併設されているみたいなので、そこで練習しましょう。外には出ずに!」

凛「えぇ〜!?」

希「わざわざ来たのに?」

渡「それじゃあ、海外に来た理由の半分は意味ないじゃないか〜」

真姫「これだけ言うという事は、よっぽど怖かったのね…」

海未の発言に凛、希、渡は納得がいかない様子で、真姫は先ほどの出来事から理解していたが、納得はしていなかった。

穂乃果「大丈夫だよ!街の人、結構優しいし…」

海未「穂乃果の言うことなんか一切信じません!」

海未は穂乃果からの発言に耳を傾けなかった。それを見ていた穂乃果はしょげていると、隣にいた絵里は話し出した。

絵里「確かに、ラブライブ優勝者としてこのライブ中継は疎かに出来ないわ」

海未「その通りです!」

絵里「でも、歌う場所と内容に関しては私たちからも希望を出してくれと言われている。この街のどこで歌えばμ'sらしく見えるか街を回って考えてみる必要があると思うの」

海未「そ、それは…」

穂乃果「そうだよそうだよ!」

絵里からの提案に海未は言葉を詰まり、穂乃果は賛成の声をかけた。

絵里「だから朝は早起きしてちゃんと練習。そのあとは歌いたい場所を探しに出かけるというのはどう?」

ことり「それいいと思う!」

晴人「ああ、俺も同じ意見だ」

海未「ことり!晴人まで…」

にこ「賛成の人〜」

絵里からの提案にことりと晴人が賛成すると、にこから賛成する人と言い手を上げると海未以外全員手を上げていた。

希「決まりやね♪」

海未「はぁ…仕方ありませんね…」

穂乃果「よーし、そうと決まったら早速ご飯にしよう!」

絵里「ええ!」

雄輔「メシだ〜!メシメシ〜!!」

明日からの予定が決まり、穂乃果達は夕食を始めて最初に注文したのは、ことりからのワンホールのケーキだった。

穂乃果「えっ?何これ!?」

にこ「デカっ!?」

ことり「チーズケーキだよ。こっちに来たら食べるって楽しみにしてたんだ〜♪」

晴人「まさか、ことりちゃん…これ1人で食べるつもり?」

ことり「うん♡」

晴人の質問にことりは笑顔で頷くと、晴人は一瞬体が震え始めていた。

海未「ですが、これ夕食なのですか?」

翔一「個人の自由なんじゃないか?」

希「でも、さすが自由の国やね〜」

翔太郎「いや、関係ねぇだろ。それ…」
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