ラブライブ!Boyz&Girls School
□#6:まきりんぱな
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それから放課後へと時間が過ぎて、花陽がいる教室は全員帰る準備をしていた。
凛「か〜よち〜ん、決まった?部活。今日までに決めるって、昨日言ってたよ」
花陽「そ、そうだっけ。…明日決めようかな」
凛「そろそろ決めないと、みんな部活始めているよ」
花陽「う、うん…。えっと、凛ちゃんはどこ入るの?」
凛「凛は陸上部かな〜」
花陽「り、陸上か…」
凛「あ、もしかして…スクールアイドルに入ろうと思ってたり?」
花陽「えぇ!?そ、そんなこと…ない」
凛「ふ〜ん、やっぱりそうだったんだね」
花陽「そんなこと…!」
凛「ダメだよかよちん、嘘つく時必ず指合わせるからすぐ分かっちゃうよ〜。一緒に行ってあげるから、先輩達のところに行こう!」
花陽「えっ!ち、違うの!本当に…私じゃ、アイドルなんて…」
凛「かよちんそんなに可愛いんだよ。人気出るよ♪」
花陽「ちょっ、ちょっと待って!待って!」
凛「うん?」
花陽「あの…わがまま言ってもいい?」
凛「しょうがないなぁ〜、何?」
花陽「もしね、私がアイドルやるって言ったら、一緒にやってくれる?」
凛「凛が?ムリムリムリ!凛がアイドルなんて似合わないよ。ほら女の子っぽくないし、髪だってこんなに短いし…」
花陽「そんなこと…」
凛「ほら、昔だって!」
それは凛と花陽がまだ小学生の頃、その時の凛はいつも長ズボンを履いていたが、スカートを履くようになっていた。花陽は可愛いと褒めていたが、男子からは凛がスカートを履いている事をバカにされていた。それ以来、凛は男の子っぽくなり、スカートを履くときはなかった。
凛「アイドルなんて、凛には似合わないよ…」
花陽「凛ちゃん…」
その後、花陽は凛と別れて帰ろうとすると、μ'sのポスター前で真姫がいた。
花陽「西木野さん…?」
真姫はμ'sのポスター前でチラシを取るとその場から去る。花陽もμ'sのポスター前に立つと、足元に真姫の生徒手帳があった。
花陽「これって、西木野さんの?」