スーパーヒーロー大戦シリーズ

□真実と再会の兄
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ショッカーから満を逃れた雄輔達はバイクを停めてショッカー達が追いかけて来ないか確認していた。

タケル「ありがとう、雄輔くん」

リコ「あなた達も仮面ライダーなの?」

雄輔「ああ。俺は火神雄輔、仮面ライダーファイヤーだ」

翔一「俺は櫻井翔一、仮面ライダーハリケーン」

渡「僕は羽村渡、仮面ライダーウィングだよ」

みらい「さっきは助けてくれて、ありがとうございます!」

翔一「いやいや、困った人がいたら助けるのは当たり前だ」

リコ「私からもお礼を言うわ、ありがとう。聞きたい事があるの。この世界でのプリキュア達はどうなっているの?なんでショッカーについているの?」

タケル「えっ、君は知らないのか?さっきのショッカープリキュアの事を…」

リコ「ショッカープリキュア?」

タケルからの話によると、10年前にこの世界で最初に生まれたプリキュアのキュアブラックとキュアホワイトは強大な悪であるジャアクキングを倒したが、その後に謎の仮面ライダー零号によって殺された。その後にキュアブラックとキュアホワイトに続いたプリキュア達が誕生したがジャアクキング以上の悪が存在し、仮面ライダーの敵となるショッカーに脳改造されてショッカープリキュアへと誕生した。後に仮面ライダー達も現れたが、ショッカープリキュアによって今は半数ほどしかライダーはいなくなったという。

リコ「そんな…この世界でプリキュアを誕生させるつもりなのに、無駄だったの…」

みらい「無駄じゃないよ!あなたは私たちの世界を救うためにここに来たのでしょう?だったら、諦めたらダメだよ!」

リコの言葉にみらいはリコの手を繋いで強気に発言すると、リコはみらいの目を見て軽く頷いた。

雄輔「世界を救う方法ならまだある。ショッカーの基地に反逆の狼煙を上げた仮面ライダー達が向かっている」

タケル「やっぱり、仮面ライダー達がそこへ向かっているんだね」

翔一「朝日奈みらいちゃんって言ったな、これからどうする?俺たちはショッカーの基地へと向かう」

みらい「私は……行きます!私にも何か役に立てるかもしれない!」

雄輔「よし、じゃあ行こう!」

雄輔達はバイクを動かす準備をしようとすると、翔一は後ろから何者かの気配を感じていた。

翔一「…いつまで隠れているつもりだ!」

渡「えっ?翔一、誰と話しているの?」

渡はいきなり喋り始めた翔一を見て首を傾げると、そこには先ほどショッカーと共にゴーストを倒そうとしていたキュアフローラの春野はるかが現れた。
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