ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□世界一素敵なライブは何処でやるのか
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翌日、明後日の大規模ライブに向けて紘汰は朝イチに練習出来るようにと穂乃果の家に泊まり込んでいた。

紘汰「ふわぁ〜。寝みぃ…」

紘汰はあくびをかきながら廊下を歩いて洗面所に向かおうとするが、玄関から人影が目に入った。恐る恐る近づくと、そこにはパジャマ姿で空を見上げていた穂乃果の姿があった。

紘汰「穂乃果?」

穂乃果「あ、紘くん。おはよう!」

紘汰「おはよう。何してたんだ?」

穂乃果「うん。明後日のライブ、晴れるかなぁって」

穂乃果は空を見上げながらそう言うと、紘汰も一緒に見上げた。微かに曇ってはいるが、今週からはずっと晴れると天気予報で言っていたので大丈夫だと確信する。

紘汰「大丈夫だよ。俺たちが一生懸命頑張れば、明後日のライブには晴れるよ!」

穂乃果「そうだね!」

紘汰の言葉に穂乃果は笑みを浮かべながらそう言った。

紘汰「よし!朝飯にしようぜ!早くしないとみんな待っているし、遅れちまうぞ!」

穂乃果「うん!」

紘汰と穂乃果は家に入って朝ごはんを済ませて、学校へと向かった。今日やる事は新曲の振り付けや音程確認、そしてライブをやる場所であった。

穂乃果「ライブをやる場所、すっかり忘れた!」

翔一「いや、忘れんなよ!一番大事なライブ場所を!」

ことり「全国のスクールアイドル集めや新曲、衣装、歌詞も色々とやる事あったから忘れちゃったんだね…」

ことりの言葉に全員は思わず頷いた。すると、A-RISEのツバサがある提案をしてきた。

ツバサ「なら、アキバはどうかしら?」

「「「アキバ!!?」」」

ツバサの「アキバ」という言葉に全員は揃えながら声を上げた。アキバはアイドルファンの聖地であり、何よりA-RISEの膝下とも言われている。発祥の地でのライブはまず確信出来るが、問題は…

士「そこでどうやって大規模ライブをするかだ」

絵里「…そうね。ライブをするのは秋葉原で決まりとして、どうやって100人以上のスクールアイドルが一緒にダンス出来るかの場所を決めないと」

士の言葉に絵里も続いてそう話した。すると、ツバサはまた話を続けた。

ツバサ「場所ならあるわ。アキバの中央通り、あそこならライブが出来るわ」

「「「えっ!!?」」」

ツバサの言葉に全員はまたもや揃えながら驚いていた。

にこ「車とか通るあの中央通りよ!?」

真姫「確かにライブはできない事はないけど、それには一時的に通行止めをしなきゃいけないってことよ?」

あんじゅ「大丈夫よ。昨日からライブ場所を考えてどうするかも考えていたのよ」

英玲奈「葛葉紘汰、少し付き合ってくれるか?」

紘汰「えっ、俺?」

英玲奈は紘汰の名前を呼ぶと、紘汰は何故自分に指名されたのか分からなかった。
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