ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□東・奔・西・走
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穂乃果を乗せて走り出した紘汰のバイクは音ノ木坂学院へと向かおうとしていたが、穂乃果がある事に気が付いて紘汰に話しかけた。

穂乃果「紘くん、ちょっと寄りたいところがあるんだけど…」

紘汰「寄りたいところ?何処だ?」

紘汰の耳元で話す穂乃果にそれを聞いた紘汰は音ノ木坂の方向を変えて、向かった先は男坂で有名と言われた「神田明神」だった。

穂乃果「紘くん!早く早く!」

紘汰「ほ、穂乃果!そんなに急ぐなよ!」

穂乃果は神田明神に繋ぐ男坂を走って登っていくと、登り始めた朝日に照らされて神田明神が輝いて見えていた。

穂乃果「綺麗…」

紘汰「新年の時、2人で初日の出見た時と一緒だな」

穂乃果「そうだね!」

紘汰の言葉に穂乃果が頷くと、2人は顔を合わせながら笑みを浮かべる。それから、2人は神田明神でお参りをして絵馬を書いて吊るした。

穂乃果「ラブライブ、優勝したよ…ありがとう!」

紘汰「ありがとな、みんな…」

穂乃果と紘汰は書いた絵馬に向かって感謝の言葉を言うと、近くにいた馬を2人で撫でていく。

穂乃果「紘くん。私はね、学校のために歌を始めて、アイドルを始めた。そして、みんなと出会い一緒にラブライブを目指し全力で走り続けて、絶対に届かないと思っていたものに手が届いた。でもそれは、偶然そうなったんじゃない!思いきり夢中になれたから!そして…最高に楽しかったから!」

紘汰「それはみんな同じだと思うぜ。だから、今この想いをみんなに伝えに行こうぜ!」

穂乃果「うん!」

穂乃果と紘汰は神田明神を後にしてバイクに乗って音ノ木坂学院へと向かい走り出した。
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