ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□迷いの先には何があるのか
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その夜、穂乃果は自分の部屋で1人ベッドの上で考えていた。μ'sの今後に続けるか、終わりにするか。

穂乃果「う〜ん!……難しいなぁ」

穂乃果はベッドにあった枕を自分の顔を当てながらそう呟く。そして、机に置いてあるパソコンから海外ライブの映像を見つめていた。

穂乃果「みんな、喜んでくれるのかな…」

穂乃果がまたそう呟くと、部屋のドアをノックの音が聞こえてきた。

雪穂「お姉ちゃ〜ん、入っていい?」

穂乃果「うん」

ドアの向こうから雪穂の声が聞こえた穂乃果は声をかけて招きかけると、入ってきた雪穂とその隣に亜里沙がいた。

亜里沙「穂乃果さん、お邪魔してます!」

穂乃果「亜里沙ちゃん!ロシアには帰らなかったの?」

亜里沙「はい!これからスクールアイドルとして頑張るんです!今は戻ってなんかいられません!」

穂乃果「ふふっ。そっか」

亜里沙のスクールアイドルの活動に専念する姿勢に穂乃果は微笑んだ。

雪穂「それでね、学校の練習場所を相談したいんだ。何処にしたらいいのか分からなくて…」

穂乃果「ん〜、なるほど〜」

雪穂「何処かオススメな場所ってある?」

雪穂の質問に穂乃果は考えて浮かんだのは、一つしかなかった。

穂乃果「やっぱ屋上かな?広いし、雨が降ったら練習出来ないけど…」

雪穂「えっ?でも、屋上ってお姉ちゃん達の練習場所だよね?」

穂乃果「そうだけど、ちょっと離れれば音とかも気にならないよ。そしたら、頑張ってる2人を毎日こっそりと〜…」

雪穂「ダメダメ!!まだ始めたばっかりなんだから!///」

そう話していると、穂乃果はまたμ'sの事を考えていた。雪穂と亜里沙の姿を見てこれからの活動にやがて同じような事になると、その事を聞こうとするが穂乃果は黙っていた。

穂乃果「………」

亜里沙「楽しく…ないの?」

穂乃果を見つめていた亜里沙はそう言うと、穂乃果は聞き返した。

穂乃果「楽しい?」

雪穂「そうだよ!亜里沙と2人で話したんだ。私たちはμ'sに負けないくらいの楽しいスクールアイドルを目指すんだって!」

亜里沙「だから、いつでも楽しくいてほしいんです!」

雪穂と亜里沙の言葉を聞いた穂乃果は2人はまだμ'sが続いていくと思っている。

雪穂「じゃあ、またね!」

亜里沙「お邪魔しました!」

雪穂と亜里沙は話を終えると、部屋から出て行くと、穂乃果は亜里沙の「楽しい」という言葉に益々考え込む。すると、机の上に置いてあったスマホが鳴り出した。穂乃果が手を取って宛名を見ると、そこには「綺羅ツバサ」と書かれていた。

穂乃果「ツバサ…さん?」
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