ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle
□何故μ’sは急に人気になったのか?
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それから、アメリカでの海外ライブを終えた穂乃果達はホテルで一泊して、帰りの日本へ向かう飛行機へと乗っていた。日本までのフライトは約13時間あり、穂乃果達は機内でぐっすりと寝ていた。
穂乃果「…ん、んっ〜……ん?」
機内で寝ていた穂乃果は少し目を覚ますと、窓を開けた。
穂乃果「…うわぁ〜!きれーい!」
ことり「…穂乃果ちゃん?」
穂乃果「見て!」
ことり「うわぁ〜っ!」
窓を開けて上空からの青空や広がる真っ白な雲を見て思わず声を出す穂乃果に、隣に座って寝ていたことりが目を覚ますと穂乃果に誘われて上空からの景色を見る。
ことり「ずっと起きてたの?」
穂乃果「ううん、今起きたところ。ねぇことりちゃん?」
ことり「ん?」
穂乃果「ライブ、楽しかったね!」
ことり「うん!みんなといっぱい思い出も残せた!」
穂乃果とことりはそう笑いながら話していると、後ろで寝ていた真姫は一瞬起きたが、2人の笑い声に微笑んでまた目を閉じて寝ていった。
ことり「またいつか行こうね!」
穂乃果「うん!みんなでもう1回いこ!いつか…必ず!」
穂乃果とことりはそう誓って、残りの時間までまた寝ていく。
そして、約13時間のフライトから日本に着いた穂乃果達。
花陽「ねぇねぇ!昨日の中継すごい評判良かったみたい!」
渡「本当に!?」
凛「良かったにゃー!」
ことり「ドーム大会もこの調子で実現してくれるといいね!」
「「「うん!!」」」
花陽はスマホからμ'sの海外ライブが成功したのを凛達に知らせると、凛と渡は嬉しそうな顔になる。ことりもそれを聞いてドームの実現の話をして凛達も実現してほしいと思っていた。
真姫「ふぅ…エコノミーで往復ってこんな感じなのね」
にこ「自慢!?」
真姫「違うわよ!」
真姫はエコノミーでの体験した事を口に出すと、にこは自慢だと思い込んで嫌な顔になる。
雄輔「はぁ…なんかずっと座りっぱなしで身体中が鈍ってるっていうか、痛いっていうか…イテテテ」
翔一「爺さんかお前は!どうせフライト中に変な座り方したんだろ!!」
雄輔「んな怒んなくていいじゃねぇか!オカンかよ!?」
翔一「誰がオカンだ!!」
雄輔と翔一が口喧嘩をしていると、向こうから希が話しかけてきた。
希「おやおやみんな、帰ってからも元気やね〜♪」
真姫「元気じゃないわよ!」
雄輔「コイツが余計なこと言ってくるんだよ!」
翔一「それはこっちの台詞だ!!」
雄輔と翔一はまた口喧嘩をしていると、希は真姫に話しかける。
希「そういえば真姫ちゃん」
真姫「何?」
希「…曲はできた?」
真姫「えっ!?」
希は真姫の耳元でそう囁くと、真姫は驚いた表情で希の顔を見る。
真姫「だ、だからあれは関係ないって!」
希「ウチは良い曲やと思うよ?」
真姫「だから違うって!!」
希の発言に真姫は大声で拒否すると、2人の話に絵里が入ってきた。
絵里「何2人で騒いでいるのよ?」
希「別に〜。ねぇ、真姫ちゃん♪」
真姫「う、ううっ……」
絵里「?…まあ、いいわ。そろそろバスが来るみたいよ、行きましょう」
穂乃果「うん!じゃあ帰ろ!」
絵里はバスが来る時間をみんなに伝えると、穂乃果達は帰ろうとバスに向かおうとしていたが、周りからの違和感を感じていた。それは、穂乃果達と同じ女子高生が此方を見ていた事だった。
海未「知り合いですか?」
穂乃果「ううん…」
海未の質問に穂乃果は知らないと答えるが、明らかに周りからの女子高生達の視線は穂乃果達を見ていた。
穂乃果「なに!?」
海未「これは…」
翔太郎「どうなってんだ?」
絵里「なんだか、すごい見られてる…」
絵里は周りから見られていた女子高生達を気にしていた。
凛「もしかして、スナイパー!?」
花陽「えぇぇっ!?」
翔一「んなわけねぇだろ!あんな目立つスナイパー見た事ないわ!」
凛は視線の正体をスナイパーと言うが、翔一はスナイパーじゃないとツッコミながら答える。
海未「穂乃果、何をしたんですか!向こうから何か持ち込んだりしたのではないですか!?」
穂乃果「し、知らないよー!」
海未は穂乃果にアメリカから何か持ち出してきたのか聞こうとするが、穂乃果は知らないと言い張る。すると、2人のやりとりに1人の女子高生が近づいてきた。
学生1「あ…あの!」
穂乃果「えっ?」
学生1「サインをください!!」
穂乃果「えっ!?」
学生は穂乃果の前に立って色紙を持って前に出してサインが欲しいと言う。
学生1「あの!μ'sの高坂穂乃果さんですよね!?」
穂乃果「あ、はい!」
学生1「そちらは南ことりさんですよね?」
ことり「はい…!」
学生は穂乃果、ことりの順に名前を聞き出すと次は海未の方を見つめた。
学生1「そちらは!園田海未さんですね!!」
海未「違います」
学生は海未に名前を聞き出すと、海未は否定した。それを聞いた紘汰達はその場でずっこけた。
花陽「海未ちゃん!!」
凛「なんで嘘つくにゃー!」
海未「だって…怖いじゃないですか!空港いきなりこんな…」
晴人「確かにそうだけど…」
海未の言葉に晴人がフォローすると、学生は口を開いて話し出す。
学生1「私!μ'sの大ファンなんです!!」
穂乃果「ファン?」
学生2「私も!!」
学生3「私も、大好きです!!」
「「「お願いします!!!」」」
学生達は穂乃果達に駆け寄り、μ'sのファンだと言うと、手元の色紙を前に出してサインをお願いされた。
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