ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□ホテルと出来事と大騒動!?
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それから、穂乃果達は宿泊するホテルにチェックインして3部屋ある内の1部屋に全員集まった。

晴人「なんとか全員集まることが出来たな」

映司「弦太朗くん達が着いていなかったら、後々面倒だったみたいだからね」

にこ「それより、アレは何とかならないの?」

晴人と映司は全員集まった事に安堵の息を吐くと、にこはベッドの上で体育座りしながら泣いている海未の姿を指を指してどうするか聞いていた。

真姫「いや、あれは完全に穂乃果のせいでしょう?」

翔一「確かに…」

真姫と翔一は原因を作った穂乃果のせいだと言うと、穂乃果は海未の近くまで移動して謝ろうとする。

穂乃果「ごめん海未ちゃん!絵里ちゃんから渡されたメモ、写し間違えちゃって…だって英語だったから…」

海未「今日という今日は許しませんっ!!あなたのその雑で大雑把でお気楽な性格が、どれだけの迷惑と混乱を引き起こしていると思っているのですかっ!?」

紘汰「お、落ち着け海未!!」

弦太朗「穂乃果も反省してるみたいだから許してやれよ!」

海未「離してくださいっ!!」

穂乃果に向かって怒りを表しながら説教する海未に紘汰と弦太朗が止めにかかるが、海未は両腕を振り払って紘汰と弦太朗から離れる。

真姫「まあ、あのお爺さんのおかげでちゃんとここまで着いたんだし…」

海未「それは凛がちゃんとホテルの名前を覚えていたからでしょう!?それにあのお爺さんもいなかったら迷っていたし、誰もホテルの名前を忘れていた今頃、命はなかったのですよぉ〜…うっ…ううっ……」

真姫の言葉に対して海未はそう話すと、海未はベッドの枕に向かって顔を当てながら泣き始めた。

凛「大袈裟だにゃ…」

翔太郎「まあ、見知らぬ土地でいきなり迷うのはかなり辛いのは分かるけどな…」

凛と翔太郎の言葉に穂乃果達は納得するも、今の海未の状態を治そうと言葉をかける。

穂乃果「海未ちゃん、みんなの部屋見に行かない?」

絵里「ホテルのロビーも凄かったわよ!」

穂乃果と絵里は海未にそう言うも、海未はうつ伏せになりながら首を横に振る。

穂乃果「じゃあ、近くのカフェに…」

さらに穂乃果がそう言うが、海未はうつ伏せの状態のまま首を横に振り、穂乃果達はお手上げ状態になる。

雄輔「しっかし、腹減ったな〜!」

翔一「なっ!お前はこんな状況でも腹減りやがってぇ〜!!!」

雄輔「イテテ!イテェ〜よ、翔一!!」

不穏な空気の中でも雄輔は口に出してお腹空いたと言うと、翔一は怒りながら雄輔の頬を引っ張ると、花陽はバッグからあるものを持ち出した。

花陽「ねぇ、気分転換におやつでもどう?カップケーキ買ったんだ!」

士「花陽、お前いつの間に…」

花陽「えへへ♪」

花陽はホテルに着く前に近くのカフェでカップケーキを買い、穂乃果達と一緒に食べようと出してきた。

穂乃果「おおっ!花陽ちゃん、ナイス!」

絵里「じゃあ、それ食べてから明日からの予定を決めちゃいましょう」

穂乃果「うん!海未ちゃんも食べるでしょ?」

花陽が持っていたカップケーキの箱に興味を示していた海未は横目で見ていると、それを見た穂乃果は海未に問いかけた。

海未「い、いただきます…///」

海未は赤面になりながらもそう答えて、場も明るくなりひと段落ついた。
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