ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□エピローグ_僕たちはひとつの光…そして、未来へ_
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そして、μ'sの本当のラストライブを終えて、穂乃果達は観客席にいる見に来てくれた人たちやファンに言葉を送る。

穂乃果「皆さん!本日はスクールアイドルのライブ…そして私たち、μ'sのラストライブを最後まで見に来てくれて…」

「「「ありがとうございます!!!」」」

穂乃果の言葉の後にμ's全員で感謝の言葉を送ると、観客席からは歓喜の声が聞こえる。

穂乃果「私たちμ'sは本日をもって、活動を終了したいと思います。けど、これで最後ではありません!いつの日か、皆さんがまた会えると信じる限り、私たちはまたこのステージに立って歌います!だから、それまで私たちを忘れないで下さい!いつかの明日…また会えるまで!!」

「「「イェーイ!!!」」」

穂乃果の言葉に観客席から歓喜の声と共に9色のサイリウムの海が広がっていた。そして、μ'sがステージから姿を消すと目の前にいた紘汰達が笑顔で出迎えてくれた。

紘汰「凄いライブだったな、穂乃果!」

穂乃果「うん!ありがとう!」

紘汰と穂乃果は笑顔になりながらそう話すと、紘汰達の体から急に光が包み始めた。

穂乃果「紘くん!」

紘汰「…どうやら、お別れみたいだな。穂乃果、いつまでも元気でいろよ」

穂乃果「…うん」

穂乃果は涙を一粒流すと、晴人はことりに向かって話し出した。

晴人「みんなのところに希望がある限り、俺たちはいつでも一緒だ」

ことり「晴人くん…」

ことりは晴人の体に抱きつくと、横にいた弦太朗は腕を大きく広げた。

弦太朗「海未!俺たちはいつでもダチだからな!」

海未「当然ですよ。私たちは最高のダチ公なんですから!」

海未は弦太朗の前に手を出すと、弦太朗は海未の手を握って友情のしるしを交わした。

雄輔「真姫、ぜってぇみんなの笑顔を守る医者になれよ!」

真姫「アンタに言われなくても、絶対なってなるわよ!」

真姫はそう言いながら、髪をくるくると巻いていた。涙目になりながらも…

翔一「凛、また会えたら世界一可愛い女の子になってろよ!」

凛「うん!凛、それまで頑張る!」

翔一の言葉に凛は手を握りながら、頑張る姿勢を見せる。

渡「花陽ちゃん、自分がなりたい夢、叶えるといいね!」

花陽「うん!私、絶対アイドルになってみせる!」

渡の言葉に花陽は涙目になりながらも、凛と一緒に頑張る姿勢を見せる。

映司「にこちゃん、みんなが笑顔になるアイドルになれるといいね」

にこ「当然よ!アイドルはいつだって、人を笑顔にさせる仕事なんだから!」

にこの思いはあの頃から変わらずにいていた。

翔太郎「希、見つかって良かったな。仲間が…」

希「うん。翔太郎くん達や…みんながいてくれたおかげかな」

翔太郎の言葉に希は笑顔で翔太郎の手を握って感謝する。

士「またな、絵里…」

絵里「ええ。また会いましょう…」

士と絵里はお互いに抱き合って別れを告げると、士から晴人の順へと光に包まれて消えていく。

紘汰「最後に思いを伝えて良かったよ、穂乃果。俺たち、最高の仲間みたいだったな」

穂乃果「『みたい』じゃないよ…『最高の仲間以上』だよ、紘くん!」

穂乃果の言葉に紘汰は涙を流して光と共に姿を消した。やがて、光の粒は空へと高く飛んでいき、消えていった。

海未「…穂乃果、悲しいですか?」

穂乃果「悲しいよ……でも、また会えるって信じているから!」

穂乃果は涙を流しながらそう言った。
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