ラブライブ!The School Idol Movie Full Throttle

□エピローグ_僕たちはひとつの光…そして、未来へ_
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穂乃果「あの頃のファーストライブに来てくれた最初の生徒って、確か花陽ちゃんだったんだもんね!」

花陽「うん。その後からは凛ちゃんと真姫ちゃんも見に来たんだよね?」

花陽の言葉に話を聞いていた凛と真姫は頷いた。

凛「かよちんがいきなりいなくなったから…凛、心配しちゃったにゃー!」

花陽「ごめんね、凛ちゃん…」

雄輔「そういえば、真姫もファーストライブに見に来たんだな?」

真姫「えっ…///」

雄輔の発言に真姫は急に頬を染める。

真姫「あ、当たり前でしょ!私が最初に作ったμ'sの曲なんだから!失敗なんて許さないんだから!!///」

翔一(照れているのか、怒っているのか分からない…)

花陽「でも、今でも感謝しているよ。2人が背中を押してくれたあの日から……」

花陽は本を次のページへと開き始めた。ファーストライブを見に行き、感動した花陽は憧れだったアイドルになろうと思っていたが、中々一歩を踏み出そうとしなかった。その時に背中を押してくれたのは真姫と凛だった。

花陽『私、小泉花陽と言います!1年生で…背も小さくて…声も小さくて…人見知りで…得意なものは何もありません。でも…でも、アイドルへの思いは誰にも負けないつもりです!だから、μ'sのメンバーにして下さい!』

穂乃果『…こちらこそ、よろしく♪』

自信がない花陽の背中を押した真姫と凛。だが、凛も同じだった。花陽と同じで自信がなく、自分らしさを見失っていた。でも、あの日から変わった…。

花陽『凛ちゃん。私は、凛ちゃんが世界一可愛いと思ってるよ。抱き締めちゃいたいくらい、可愛いって思ってる!』

真姫『こう思ってくれてる人もいるのよ。それに、私だって凛のことは可愛いと思うわ。みんなも言ってたわ。凛が一番女の子っぽいって』

凛『真姫ちゃん…かよちん…』

自分は女の子っぽくないといつも否定していた凛。だが、目の前にあった最高に可愛い衣装に似合うのは、世界で一番可愛い凛しか似合わないと花陽と真姫はそう言う。そして、凛の背中を押した。凛にこそ相応しいと…

花陽「思い出したら、泣けてきちゃったね…」

凛「かよちん、また泣いてる。泣き虫だにゃ〜…」

真姫「凛だって泣いて…って、私も思わず泣いていたわね…」

お互いに思い出しながら泣いていた真姫達に見ていたにこは少し微笑みながら次のページをめくった。μ'sが7人になった瞬間の時へ……
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