ラブライブ!Boyz&Girls School

□#1:叶え!私たちの夢―
5ページ/6ページ

???「ねぇかよちん、遅れちゃうよ!」

???「ちょっと待ってて〜!」

穂乃果達が話している中、向こうから同じ学校の制服を着ている生徒2人が現れると、モニター画面からA-RISEの『Private Wars』が流れ始まった。モニター画面で見ていたファン達は1メロからサビまで聞いて歓喜の声をあげていた。そして、A-RISEの曲を聞いた穂乃果は手元のパンフレットを落とすと2、3歩後ろに下がる。

紘汰「お、オイ穂乃果!大丈夫か?」

穂乃果「これだ…。これだよ紘くん!」

紘汰「え…何が?」

それから数時間後、穂乃果は海未とことりと紘汰と晴人にアイドル雑誌や本を見せる。そう、穂乃果が考えたアイディアは自分達でスクールアイドルをして入学希望者を増やすという考えであった。だが、海未だけは猛反対していた。

海未「そんな事をして本当に生徒が集まると思うのですか?」

穂乃果「そ、それは…」

晴人「俺もそう思うな。ただ思いつきで行動してもそれが上手くいくか分からない。やりたいのは分かるけど、それで自分の首を苦しめる事になるかもしれないんだ」

穂乃果「晴人くん…」

海未「はっきり言います。アイドルはなしです!」

それから放課後、屋上では穂乃果と紘汰が青空を見ながらため息を吐いていた。

穂乃果「はぁ〜。良いアイディアだと思ったんだけどなぁ〜…」

紘汰「そうガッカリするな穂乃果。もっと他に何かある筈だって!なぁ?」

穂乃果「うん…」

その時、穂乃果と紘汰の耳元からある曲が聞こえた。穂乃果と紘汰は曲の音響を辿っていくと、そこから音楽室でピアノで演奏しながら歌っていた少女、西木野真姫がいた。そして、ピアノの伴奏と共に歌い終わった真姫は一息つくと、穂乃果と紘汰はガラス越しで拍手をしていた。

穂乃果「スゴいスゴいスゴい! 感動しちゃったよ!」

真姫「べ、別に…」

紘汰「アンタ歌上手いな!ピアノだって上手かったし!」

穂乃果「それに、アイドルみたいで可愛い!」

紘汰「おう!スゲェよ!!」

紘汰と穂乃果の言葉を聞いた真姫は一瞬赤面になると、その場から立ち去ろうとしていた。

穂乃果「あの…いきなりなんだけど、あなたアイドルやってみないと思わない?」

真姫「…なにそれ、意味分かんない!」

穂乃果「そ、そうだよね…」

紘汰「お前なぁ、いきなりそんな事言ったら断るに決まっているだろ」

穂乃果「う、うん…」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ