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□if〜もしもの世界〜幼い頃の約束
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「じゃあ、俺の約束はルーシィが…」
「あたしが?」

ルーシィは目を輝かせてナツの言葉を待つ。

「ルーシィがドジったら助けに行く。どこに居ても助けに行く!!」
「うん!!ありがとうナツ!!…ん?ちょっとドジったらってどういう意味!?」
「だって、砂糖と塩間違えるドジっ子じゃんか。」
「だから、それは言わないでええええ!!」

ルーシィはナツの両頬を抓るが、ナツはころころ変わるルーシィの表情が楽しくて仕方がないのか、ルーシィのドジっ子振りをつらつらを並べる。

「ナツのいじめっ子。」
「かっかっかっ。ホントルーシィと居ると楽しいや。なあ、ルーシィ。」
「なによ。」

頬を膨らませて未だに怒っているルーシィにナツは小指を立ててニカッと笑う。
ルーシィも笑顔になると同じく小指を立てて、ナツの小指に絡める。

「約束な!」
「約束ね!」

ブンブンと腕ごと振りながら、笑顔で二人は幼い約束を交わす。
少しだけ未来で果たす約束を―――



おしまい

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