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□過去拍手1
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「ナツぅぅぅ!!!」
「五月蠅い。」

窓から元気いっぱいに飛び込んできたルーシィにナツは素早く反応する。

「いたたたた、だからアイアンクロウはやめてってば!?」
「じゃあ、いい加減に不法侵入はやめろ…」
「やだナツったら、あたしとナツの仲じゃない(ハート)」
「どんな仲だ。てか、知ってるか?」
「な、何をでしょう?」

冷たい目でルーシィを見下ろすナツに、ルーシィの冷や汗が止まらない…

「親しき仲にも礼儀ありって言葉。」
「知ってr、あー知らないなあ。えへ。」
「知ってんじゃねーかっ!!」
「だってぇ…」
「何だよ?」

もじもじと体をよじらし、なかなか話そうとしないルーシィにナツは襟首を掴んで玄関から追い出そうする。

「だって、もっとナツと一緒に居たいもん。」

頬を染めたルーシィが満面の笑顔でナツの胸元に飛びつき抱きしめる。
まるで猫が甘えるようにナツにすり寄るルーシィ。

「うええええ。ナツぅく、苦しい…。」
「不法侵入のいい訳にはなってねーだろうが。」

抱きつかれたナツはそのまま両腕でルーシィを包み込むように抱きしめた。

力一杯に。(一応ある程度は加減はしている)

でもルーシィは知らない。
ナツの頬が赤く染っていた事は。


おしまい
.

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