BOOK 黒子のバスケ2

□青峰×黒子01
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 熱っぽい吐息が、狭い空間に溶ける。

(あぁ、また…っ)

 どこか乾いた気持ちで吐精して、直後の躰が弛緩したのを狙って侵入してくる青峰くんを受け入れる。

 ――「オレらがいいのは、バスケの相性だけじゃねぇよな」

 中学時代に青峰くんが呟いた言葉は、今でも否定できない。

 恋人関係にあるわけでもない。
 ボクたちはどちらも男で、こんな関係は快楽を得るだけという生産性のないものだと分かっているのに。

 互いの『入れ物』に依存して、どちらかが飢えたころに躰を繋げる、ただそれだけの、他には元チームメイトというものしかない関係。

 それでもどこかこの関係を維持していることが心地よくて。
 二人ともおかしいのは分かっているのに。

 相性が良すぎる故に、止められない。


END

2014/05/08


後書き

 初青黒です
 青黒の日記念に、不慣れながらも頑張ってみました

 改めて思いますが、この関係おかしいっショ
 病んでるとき&深夜テンションということで、おかしなものができあがりました
 怖い化学反応ですね…
 最悪の爆発しちゃってますよ;

 閲覧ありがとうございました☆

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