BOOK ワールドトリガー

□歌川×菊地原03
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騒音を断絶するように、歌川の胸に顔を埋める。騒がしい、汚らわしい音で埋もれるこの世界。「大丈夫か?」ぼくを抱きしめて頭に直接囁かれるのは、大好きな彼の優しい声。教室内の喧騒が抱き合うぼくらにも向けられる。だからそれが不快なんだってば。「俺に集中しろ。」うん。

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