BOOK うたの☆プリンスさまっ♪

□嶺二×藍02
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 レイジの少しクセのある髪が、太股の上で揺れる。
 直接肌に触れる髪が擽ったいのは、レイジの強い希望で2人きりの時のルームウェアがハーフパンツだから。

 すり、とレイジが頬を擦り付けてくるたびにハーフパンツが捲られた肌に揺れ動いた髪が触れるのが擽ったくて、ボクは上ずった声を上げた。

「ね…っえ、充電、まだ終わらないの?」
「もうちょっと、ね?」

 脚の間に差し込まれた手が悪戯に動く。
 ヒュッと息を呑むと、笑った口元がニヤリと歪んだ。

「……変態親父」
「ちょっとアイアイ!? ボクチンまだそんな年じゃないよ!?」
「ボクより10も年上なんだから、おかしくはないでしょ?」
「それはアイアイが若いだけだからね!?」

 ガバリと身を起こしたレイジの顔が推測よりも近くにあって、目を丸くしたレイジと目が合う。

「……ぷっ」

 何をやっているのだろう、ボクたちは。
 こんなやりとり、滑稽だ。

 同時に笑い出すと、柔らかなキスが贈られた。
 そしてそれは、……深く絡みあってゆく。


END

2014/09/26〜2014/11/01


後書き

 はいっ、裏挫折しました。
 藍受けは難しいや。
 ていうか、受け視点が苦手です←
 いつか嶺藍裏書けるようになりてぇな。

 随分な期間放置していて、最後の数行だけはやっつけ仕事です。
 スミマセン;

 閲覧ありがとうございました。

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