BOOK 黒子のバスケ2
□青峰×黄瀬06
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青峰っちの顔がまともに見れない。
家に帰ってからも、学校に来てからも、ずっと昨夜の出来事は頭から離れなかった。
同時にあの強烈な快感も思い出してしまって――
「ぶッ!?」
顔面に強い衝撃。
涙の滲む視界で、青色が近づいてきた。
「悪い黄瀬、大丈夫か!?」
パァァと顔が赤に染まる。
…大丈夫じゃないかもしれない。
心臓がバクバクして、苦しい。
「大丈夫、っス」
「…ならいいんだけどよ」
尻餅を突いたオレに手を貸すフリをして、耳元で囁かれた。
「昨日のこと、気にしてんのか?」
心臓が飛び跳ねる。
真っ赤な顔で俯いてしまったオレを見た青峰っちはフッと笑って「今夜家な」と言った。
「オマエの全部、オレのものだから。本当のオマエも、…抱かせろ」
END
2013/09/07