BOOK ダイヤのA

□沢村×春市01
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 君は気付いていないんだろうね。
 何度、僕がこっそり泣いたか。

 僕は降谷君と違って君のライバルにはなれないし、御幸先輩やクリス先輩みたいに君の球を受けることもできない。

 僕は君の何なのかな?
 チームメイト?
 友人?

 表情を隠すための前髪を涙を隠すために使うなんて、君を好きになる前は思っていなかったよ。

 無知は罪だと言うけれど、ここまでくれば無邪気も罪じゃないかな。

 ずるいよ、栄純君。


END

2014/10/14

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