BOOK ダイヤのA

□クリス×白河01
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「クリス先輩、こんにちは」
「ああ」

 ぴょこりと頭が動くと、連動して前髪も揺れる。
 先程よりもやや右に寄ったそれを伸ばした指先で整えてやると、無表情の中にも喜色を浮かべたように見えた。

「あの、」
「ん?」

 練習用ユニフォームの袖を引っ張ってくるので、背伸びする白河に合わせて屈んでやった。

「お誕生日、おめでとうございます」
「!! ……ありがとう」


END

2014/09/29

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