BOOK ダイヤのA

□降谷×御幸01
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 初めて雑誌で見たとき、彼なら僕の球を受けてくれるかもと思った。
 年の差は1つしかないのに、僕の知るどのキャッチャーよりも強い肩。
 扇の中心に座る彼に、僕の球を受けてもらいたい。

「御幸センパイ、この後いいですか」
「ダメだ。おまえ、練習でヘバってたろ。体力ねぇんだから」
「少しだけでも」
「……しゃーねーなぁ」

 ワガママな弟にするように、頭を撫でられた。
 少し、彼との距離は近づいたのだろうか。

「10球だけだからな」

 想定よりも少ない球数に、不満を表情で表すが、軽く流されてしまう。
 それでも受けてもらえないよりかはマシだけど。

 球威はあるがコントロールに難アリ。
 御幸センパイにはそう言われた球を、ド真ん中に投げ込む。

 ねぇ、気づいてますか?
 丹波さんと喋ってる貴方を見るたび、僕がどんな気持ちになるか。

 いつか、エースナンバーと一緒に、貴方の隣も奪うから。

 衝撃と共に、気持ちも伝わればいいのに。


END

2014/05/20


後書き

 原作10巻までと、飛び飛びで見たアニメで書きました←
 身長差とか知らないよそんなもの
 低クオリティ駄文を読んでいただき、ありがとうございました
 スライディング土下座でお詫びさせていただきます

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