BOOK おおきく振りかぶって
□浜田×泉01
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片脚が持ち上げられて、そこに熱い舌が触れる。
舌だけではなく、両の手も。
“こういう事”をするときには、いつも脚を触られる。
一度浜田に脚フェチなのかと訊いてみたら、俺限定だという恥ずかしい答えが返ってきた。
何度も繰り返し刺激されてきたそこはとうの昔に性感帯になってしまったけど、それでもそこのみの刺激で達せるわけではない。
ただ劣情に火をつけられて、95℃のとこまで熱を引き上げられるだけ。
達せそうなのに、達せない。
もどかしいんだけど、その感覚は快感のスパイスになる。
躰を反転させられて、閉じた脚の狭間に熱塊が割り込んでくる。
最初はゆっくりと、次第に早くなる抜き挿しのペース。
浜田のモノで俺のも擦られて、さらに敏感な先端を指先で擦られて、どんどん昂ぶらさせられる。
互いに求め合って、できる限り肌を重ね合わせた。
「泉……っ、こっち向いて……」
請われるままに後ろを向いて、苦しい体勢で舌先を触れ合わせる。
グラグラと体内で沸いていた湯が、噴き出た。
END
2014/09/04〜2014/10/06