プリン
□かっこよくて可愛い
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「クルークが好きか?」
「……え?」
突然の質問に混乱した。
「クルークを愛しているか聞いているのだ」
「……え?え?」
たぶん今の私の顔は真っ赤だろう。
「えっと……、たしかにタイプかなぁ?って思ったことはあるけど、好きとかはまだ早いんじゃないかな……?」
おどおどと話す私に対してまた口を開いた。
「クルークはお前が好きらしいぞ」
「…………」
言葉が出なかった。
どういう反応をすればいいのだろうか。
ちょっと困る。
「……言い方を変えよう。お前には好きな人はいるか?」
……なぜそれを聞くんだ。
「初恋は蒼い奴らしいな」
「なぜ知ってるんだキミは!?」
「私の情報力をなめてもらっては困る」
……なんかドヤ顔で言われたし。
「……今……か」
「いないのか?」
「まぁそうかな」
「……そうか」