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□radio 愛の診察室
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拍手(^-^)/ Thank You!!
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今回の拍手SS、実はドラマ脇キャラの小エピソードの設定拝借です!!
遊びで書いてただけだったのが拍手SSに掲載って、いいの?いいのだろうか(笑)

兎に角、楽しくなっちゃいましてシカテマがワラワラと沸いてきて練り過ぎました(笑)
そうなんですtop項でも言いましたが、何故か、ラジオと盗聴と会話という、三種の会話文のみの恐ろしい試みに!!

いろいろ考えてこの方が面白いかなと見切り発車です!!
どうかどーか、広い心でシカテマ愛を持って脳内補完お願いします!!

因みに、○抜き文字を使用しているのは拍手コンテンツでは単語エラーになるようで仕方なくです(笑)
book移行後に戻します(^_^)v


コメディです。しょうもないなぁとニヤリと笑ってもらえたら嬉しいです♪
長々と失礼しましたー♪






* * radio愛の診察室 * *




ガーガーガーピ〜ピー
キュ〜ガーガー、 プツッ

では、皆さんサヨウナラ…

ピッピッピッ、ピーン
花の里ラジオ放送局HNSTが四時をお知らせします…



「さぁ四時だ。始まるぞ」

「先輩!聞かなくてもいいじゃないですか、仕掛けはこの後ですよ」

「いーじゃない。面白いと思うよ〜」

「もう!面白いって何言ってるんですか先輩は!…ああ…しかし何でよりによってあの二人なんですかね。何も別れた二人を潜入させなくても、他に恋人設定の適任者いると思いますけどっ」

「いーのいーの、こういうことはインスピレーシ…あ、始まったぞテンゾウ、シッ!」



ご機嫌ようサイモン三郎マキャリスターです。
此処、花の里より生放送でお届けする、愛の診察室の時間がやってきました。
さて、今日スタジオにお越しいただいたのは、鹿太郎さんとマリさんのお二人です。

ラーラララー♪ララー♪



『ようこそ』

『ど、どうも』

『んあっああどうも。あ、あのっいつも聞いてます。だから、出られて凄い嬉しいっす』

『ありがとう。じゃあ、さっそく悩みを聞かせてくれるかな?マリさん』

『…私たちは…意思疏通に、その、ちょっと問題が、』

『具体的には?今度は鹿太郎さんに答えて頂きましょう』

『あ、その、だから…、お互い上手く…話せないっつーか…』

『話せない…お付き合いしていて?』

『…な、なんつーか…なぁ、…マリ』

『ああ、そ、そうだなシカ…太郎』

『冷やかしでこの番組に出てる訳じゃないよね?』

『は?!…やっ、もっ、勿論…す』

『…ええ』

『そのっ…、話せないってーのは、本音っつーか…ギクシャクしてるっつーか…』

『本気で彼女と上手くやっていきたいなら、分かりきったことではなく、もっと踏み込んで自分を、全てをさらけださないと』

『…っ、ん、つっても…なぁ…マリ』

『あ、ああ。わ、私たち、今まで…いろいろあったんです…、この…五年間、くっついたり別れたりしてて…』

『…職場で出会って。恋愛禁止っつーか、だったんすけど、お互い…、お、俺たちは親しくなって…』

『…ん、そう、惹かれ…合いました…』

『やっと核心に迫ってきましたね。で、セッ○スの方は?』

『セッ!ぇえ?!…ま、まぁ…っつーかそんな話まで?』


* * * *


「おっ!来たよ〜テンゾウ」

「先輩!もう消しましょうよぉ」


* * * *


『ここは“愛の診察室”だよ。パートナーのあらゆる問題を会話術で心と体を解き放って解決へと導くんだ。この番組は聞いたことがない?』

『いえっ!いつも聞いてます!ちょっと焦ったっつーかなんつーか…あ、あの、暫く…遠ざかってっすけど、まぁ、何て言うか…なぁ…?』

『…へ?え、ええ…まぁ…』

『ん?何?そこが問題だよ。相性はいいの? その不満が関係に影響するからね 』

『あっああ相性?!、あい…、いい…っす…』

『マリさんも、そう?』

『え、ええ…』

『では何故暫く遠ざかって?彼は自己中心的に終らせたりしない?』

『し、しません…、私を優先に…愛して、くれます…』

『そう。時間を掛けて貴女に奉仕してくれますか?』

『は、はい……充分、満たし…まぁたまに、しつこいくらいで…』

『んあ"っ!しつこいってっ?!』


* * * *


「プッ、シカマル、しつこいとか言われちゃって」

「しつこいくらい愛したことあるんですか先輩は!」

「……、。っ、……ないな」


* * * *


『君たちはまだ若い。セッ○スレスになるには早過ぎる』

『…わ、別れた時のことを、私も彼も…、いろいろ引きずってて…』

『何故、別れたの?』

『最初に別れた時は、確か、…マリが仕事優先にしてぇからって、…そうだよな?』

『おっお前は面倒くさそうにしてたがな!』

『アンタは何考えてっか分かんなかったぜ!!』

『まぁまぁ、二人とも落ち着いて…感情的になっても何の役にも立たない。言葉に気をつけて。異論があるのは構わないがね』

『すいません』

『面倒だと思ってたのは事実かい?』

『いえ、違うっす』

『マリさんは、この関係に不満が?』

『いえ…ありませんでした』

『ッチ、つまんなそうにしてたじゃねぇかよ』

『やめろ!お前は何で突っ掛かる!面倒だと言ってたのはお前だろ!』

『面倒だってぇーのは俺の口癖だろーがよ!』

『言っていい時と悪い時があるだろ!時と場所をわきまえろ!』

『そうやって、いっつも俺に不満があんだろアンタは』

『不満?!ふ、ふざけんな!!』

『んあ?なに?ふざけてねぇよ。この際だ、思ってること言ってみろよ!』

『わ!私は…!……ぁ…すまん…』

『言ってくれよ…言ってくれなきゃよ…分かんねぇよ…また…ダメんなっちまう…』

『…うるさい…そんなこと…言えるか…』

『…言えよ…俺といてもつまんなかった…のか…?』

『つまらない訳無いだろ……』

『…じゃあ…、同情で仕方なく…俺とより戻してんのか…?』

『バカ……今でも、お前が……好きだ』

『ほっ…ほ…んと…、か…?』

『…出会った時と変わらず…お前が好きだ…私たちは子供だった…私は人として未熟で…お前に尽くせなかった…』

『……』

『仕事だけじゃない…別れた原因は。でも…私たちは変わった…あの頃とは違う。それでいい…今の自分が好きなんだ…今のお前も好き…大人になった…』

『……マリ…』

『二人とも実に素晴らしい。あるがままで』

『……シカ…』

『……マ…リ…』

『そろそろ時間だが、何か言いたいことはあるかな?』

『いいえ…いえ、待って。鹿…太郎…あの…、ごめんなさい。今までいろいろ…お前を傷つけるつもりはなかった』

『……』

『鹿太郎さん、あなたの方は?』

『……ア、アンタを想う気持ちは…、今でも同じだ。…変わってねぇ…出会った日からずっと。大事にし過ぎて…不安で見失ってた…』

『……シカ…マ…』

『よし、解決だね』



さて、今日のサイモン三郎マキャリスターの愛の診察室。如何でしたか?
また次回、HNSTでお会いしましょう…

ララー♪ラーラララー♪




「な、上手くいっただろ?テンゾウ」

「ヤマトです!っとに何度言えば…、二人が可哀想ですよ。意地が悪いんだから、先輩は」

「なぁんで。メチャクチャ後輩思いじゃない…シカマルくらいだと生徒思いってなるの?アハッどっちでもいいか」

「どっちでも!…まぁ…でも、こうまでしないと本心言わないんですね。あの二人は」

「潜入に二人を入れたのは正解でしょ」

「…まぁ。ある意味。でも、それをこうして、聞いてるのも…」

「なに言ってんのー、いつまでも意地張ってるのが悪い。気にしてる癖に変にギスギスして。こっちの任務まで支障がでるってゆーの」

「それはそうですけど。放っておいてあげるのも優しさじゃないですか。好き合ってる二人なら、その内ちゃんとくっついたと思いますがね」

「無理無理。シカマルにそんな男気がある訳無い。精々、モヤモヤしてるだけで、面倒くさがって行動も出来ないよ。結局はテマリにイイ男が出来て陰で泣くオチでしょ」

「いや、でもテマリさんも、今でも変わらず好きだって言ってましたし…」

「バカだなぁ〜お前。女が変わらず好きでいたって、行動起こさない好きな男と、グイグイくる嫌いじゃない男だったら、女はどっちへ行くと思うのよ?」

「そ、そりゃあ…好きな男と…」

「だから、バカだなぁ〜お前。グイグイくる男に決まってんだよ、女心はそういうもんでしょ」

「もーバカバカ言わないで下さいよ!偉そうに言う先輩だって!まだ独身じゃないですか!」

「俺は、結婚しない主義だからね」

「あのちょっと!二人とも盗聴ちゃんと聞いてんすか!!」

「あっ!お帰り!鹿太郎じゃなかったシカマル君!」

「お帰り〜」

「たくっ、ちゃんと聞いて下さいよ。あの人が頑張ってんすから」



〜キャー!!
〜きみ!大丈夫かい!



「ほらぁ、」

「ちゃんと聞いてるよ。心配ない。テマリだし抜かりはないでしょ」

「予定通り上手くいってますね、先輩」



〜痛ぁい…、ヒールが…折れてしまって…つ、イタッ…
〜ココかい?
〜ええ…そこ…あ、つっ!
〜立てる?
〜ええ…少しなら…あっ、あん…ごめんなさい…
〜いいから、掴まって。彼は?
〜仕事があるので此処で別れました…つ、痛ぁい…
〜そう…少し、私のオフィスで休むといい…
〜マキャリスターさん、ありがとう
〜三郎と呼んでくれて結構だよ



「しかし、よく足の指フェチって分かったっすね、先生」

「まぁ…トゥーシューズの写真とかオフィスに飾ってあったし、昨日忍び込んだ時…」

「え?それだけ?!」

「……マジっすか…」

「試す価値はあるでしょ。違ったら何も出てこないだけで実害は無いんだし」

「実害は…って、そしたら、あの人は足、触られ損じゃねぇっすか!」

「減るもんじゃないでしょ」

「撫で回されてるっすよ!!」



〜どう?少しは良くなった?
〜ええ…撫でてもらって、少し楽に…
〜そうだ、…コレで冷やすといい。ああ、そのまま横になって。
〜でも…マ…三郎さんにご迷惑掛けられないわ
〜私が当ててあげよう…どう?気持ちいい?
〜あっ、冷たくて…気持ちいい…あん、
〜そう、ここだね…この辺は…
〜ん、気持ちいい…そのまま…お願い…
〜ここかい…?こう…気持ちいい?
〜ん、そこ…やめないで…あぁ…はぁ…



「こっ、これ!もーいいんじゃねぇーすか?!」

「シカマル落ち着いて。もうちょっとだから」



〜綺麗な足だ…指も爪も…完璧…どう?冷たいかい…?
〜お世辞が上手ね。ありがとう…随分よくなったわ…
〜お世辞なんかじゃないよ。君みたいなハッとする美人は見たことない…
〜ふふ…ああ…でも、折れたヒールじゃ、帰れないわ…
〜君に似合う靴があるんだ…ちょっと待って……ほら、この靴…
〜まぁ!とてもゴージャスなゴールドのハイヒールね。私に似合うかしら…
〜似合うさ。この綺麗な足なら。さぁ私が履かせてあげよう
〜じゃ…お願い…



「よし、ゴールドの合言葉きたな。行くぞ!」

「ハイッて、あれ?シカマル君は?」



〜その汚ねぇ手を離しやがれ!!
〜証拠は押さえたぞシマカル!
〜なんだ!君は!鹿太郎じゃないのか!
〜この靴が、殺された女から奪った靴ってぇのは分かってんだ!さぁ!一緒に来てもらおうかこの変態ヤローがぁあ!!テマリ!これで足ぃ拭いとけっ!



「せんぱぁいぃ…」

「シカマル!動くのハヤッ!でもって男前っ!」



-end-

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