嵐小説
□3時のおやつ
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「 波多野、ここは俺ががやっとくからお前休憩行って来いよ。 」
「 あ、すみません。有難うございます高木さん。 」
相変わらず高木さんは優しいんだよなー。
タイムリミットまで後10分か、よし折角だし外出よっかな。
病院から出た僕は小さな箱を持ったまま、近くのベンチに座った。
「 ‥うお、さみぃなー。ホットココアでも買うんだった。 」
ちらりと腕時計を見てみる。
時計の針が3時ピッタリを指していた。
「 お、3時なったなった。 」
大きな口を開けて今日のおやつ、イチゴのショートケーキをほうばろうとしたその時。