Main(長編)

□05 約20年後
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産みの母親が死んでから20年近くがすぎた


今ではコエンマさんが私の育て親だ
私はコエンマさんのことを義兄さんと呼んでいる。

とても、父さんとは呼べなかった。
だから、親しみを込めて義兄さんと呼んでいる。



義兄さんから人と関わるのは大事だと言われ、親は代わる代わるで学校に通わせてくれた


体のこともあり、転々とするようにしていた。


その度に、親はかわった
でも、そんなことはどうでもよかった


ただ、誰にも覚えられてなかったことが悲しかった。


小学は5年から通い、
中学は普通に学校を転々とするも通い続けた。高校は二回卒業した

体が二年遅れだったのにいつの間にか三年遅れになっていた。

あまりにも、年を取らないため学校からは年齢が違うじゃないかとよく言われた



五月蝿いから大学に行くのは止めて高校生活を何度も繰り返していた


「義兄さん、どうしよー」


「何がじゃ」


「本当に大人になれないかも…」


「大丈夫じゃ!お前はなにも心配することはない!!」


「でも………」


「三年のペースで成長してるじゃろ」


「まぁ…、記録からしたらね……」


「お前、学校は良いのか?今日は盟王学校に初登校だろ」


「あ"〜〜〜!!忘れてた!行ってくるね、義兄さん」


額にチュッとキスしてはダッシュで学校に向かった
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