Main(長編)

□03 ひとり
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自分が始めて能力を使ってから6年が立った頃
私は精神的には中学生並みだったが見た目はまだまだ小さい。


産みの母親は私に力の使い方を教えてくれた

父親の方は一般人だ、だから、成長しない自分を酷く気味悪がり
病院に何件も連れ回された

原因はなんなのか分からない


産みの母親はそんなことを気にしたらダメだと言ってくれた


あのコエンマって言う人も気にしてはいけないと言ってくれた。

だから、気にすることをやめた


本来ならば学校に行かねばならない年齢だけど、体が成長しないため家庭教師を雇って勉強していた


「凄いです、こんなに小さいのに小学5年生の勉強まで出来るなんて…」


「……おかあさん」


「どうしたの、澪」


「……なんでもない」



小さいと言うこともあるからだろう家庭教師にやたらと体を触られる


「こんなに小さいのに…、一度研究所へ」



父親もどこかの研究所へ連れていこうとしたが産みの母親が酷く反対した。

そのおかげで今がある



この家庭教師が自分にさわってることをバラしたら家族をめちゃくちゃにしてやると脅しをかけられ幼い自分はなにもできなかった



産みの母親に聞かれても騙し通した



12歳の時だ



産みの母親が留守なのを見計らって
雇っていた家庭教師が拐って研究所に連れていかれた。


「こいつが年をとりにくい娘か」

白衣を来たおっさん


「そ、そうだ!約束の金をくれ!」


「ふん…」

スーツ姿の男が家庭教師に向けて金をばらまいた

自分は研究所に入れられた
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