SEED連載夢

□プロローグ
1ページ/1ページ



これは何度も繰り返される物語―…





理由なんて知らない

繰り返しているのに気づいている者なんてきっといないだろう







ボクが知ったのは偶然だった















ボクは日記を書いている…いや打っていると表現した方が正しいのかも知れない


紙に記さずメモリースティックに収納という形でいつも携帯に入力しているからだ





毎日会った何気ない事から大きな出来事も記す

本当にこのアークエンジェルに乗ってしまったボクの気晴らし程度の何気ないものに過ぎなかった









戦争が一段落し、この日記を残す事で誰かに争いについて伝えれたらとボクがそのメモリースティックを記念碑の前に埋めようとした時に見つけてしまったのだ



ボクのメモリースティックと全く同じにイニシャルまで彫られたかなり古いメモリースティックを―…















自分のを埋めて、発掘してしまったメモリースティックを持ち帰った


持ち帰って中身を開けるか確認する…それまではボクの生活はおかしくはなかった












中身はボクの日記だった



日付と大きな出来事が一緒の不思議な日記


ボクの視点で物事が記載されている

ボクが見ていたらそう表すだろう文字で綴られている










嫌な汗が背中に流れるのを感じた




偶然?

昔にも同じ事が起こったにしては出来すぎていた





慰霊碑の前に再び埋めて見なかった事にしてしまいたく再び同じ穴を堀った時にボクは逃げられないと思った。





堀った穴より深い場所より先程掘り出したメモリースティックより更に古い…でも確かにボクが堀ったイニシャル入りのが出てきたからだ


こうなればヤケだと更に掘ってみた










日が暮れるまでに見つかったメモリースティックは7つ





中身は見ていないがきっとボクが書いた日記なのだろう


















ボクが掘り返す事も繰り返しているかと考えた



でも、それならボクはこの戦争が始まる前に自分自身の手元にこの出来事を伝えたいと考えるとそう思えた









ならば、今この時から繰り返される日々が終わったのだと決めよう



帰って日記の中身をすべて確認して必ず共通する出来事を拾い出す


その出来事で何によって何が違ったかわかるならそれも調べよう







手に入れたのは7つの古いメモリースティック…7回分の今のボクではないボクが記した日記


いつか繰り返すとされる時期の幼いボクにこの戦争での被害を最小にと希望をこめて―…



























ボクが幼少の時にタイムカプセルを埋めた場所へ戦争の出来事を示したメモリースティックを埋めた
























(×××年後―…)






(『お母さん、ココにタイムカプセル埋めていい?』)

(「ええ、1人で掘れる?」)

(『うん!〈ザクザクザク〉…あれ?これメモリースティック??』)








繰り返される物語

繰り返さし、繰り返し…でもとある少年がそれに気づき利用した




繰り返される物語の戦争の前にその出来事を記したものを小さな少年が手に入れた










繰り返される物語はどう変わる…??






[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ