長編・中編

□鈍感な彼の台詞
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その日の騒ぎは森山先輩の発言から始まった


「ねぇねぇ、苗字さんちゃんって彼氏とかいるの?」


森山先輩に皆のまえで急に聞かれたけど、皆のまえだから答えづらいな〜

「いませんけど…」



「なにっ!?それはもしかして運命じゃないかな?俺と…「やだなぁ、名無しさんっちには好きな人がいるんっスよ〜。森山先輩以外で」


いつも相談にのってくれている黄瀬くんが早川先輩のほうをちらちら見ながら言ってくれた


ありがとう黄瀬くん!!これ、チャンスじゃないの?



「そーだぞ森山ぁ。俺らでも気づいてるぞ、なあ中村」


「そうですね、結構苗字さんさん分かりやすいよね」



恥ずかしい…でもこんなチャンス逃すわけには…



「そんなっ!中村はおろか小堀までぇ………早川っ!お前は知らないよなっ!?仲間だよな!?………早川?」



早川先輩は、固まったまま反応がない。


「おーい、はやか「苗字さんさんの好きな奴って、だ(れ)?」








〜好きな奴って、だ(れ)?〜

(あんなにアピールしてるのに…)
((苗字さんさん、ドンマイ…))(名無しさんっち…ぷぷ)
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