*DREAMS

□いたずらっ子*B
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頭が痛くて保健室に行ったら、少し熱があったから1時間だけ休むことになった。

好きなベッドに横になっててね、と保健室の先生に言われ、カーテンをめくって右端のベッドに入る。
隣のベッドには誰かいるのか、布団に膨らみがある。

と思って見ていると、布団からふわぁ〜とあくびする声が聞こえた。

「あーよく寝た…って、ん!?」

!?…
隣のクラスのバロだった。
どこか具合が悪かったのかと尋ねると、サボり。とあっさり答えられた。

「お前…ばな子だっけ?具合悪いのか?それとも俺と同じでサボり?」

頭が痛いと言うと、ふーんと少し笑うバロ。

「じゃー俺が添い寝してやる」

は!?と叫びそうになった口を、すかさず手で押さえつけられる。バロは人差し指を口に当ててしーっとジェスチャーした。

「静かに。バレんだろ」

バレるも何も…!とわたわたしていると、平然とベッドに潜り込むバロ。だ、誰か…!

…あ、でもあったかい。

「痛いの痛いの、飛んでけー」

そう言って頭をぐしゃぐしゃにするバロは、くすくす笑っていて明らかに楽しんでる…
でもなんだか心地よくて、5分もしない内に寝てしまった。

目が覚めた頃にバロはもういなくて、頭もすっきりしていた。代わりに紙切れが残されていた。

『俺の腕の中で寝てる写真バラされたくなかったら、明日もここに来ること!』

………なんだかまた頭が…。



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